帯広らしい交通環境学習
「帯広らしい交通環境学習プログラム」は、各テーマごとのスライド、指導案、および写真素材で構成されています。
各テーマには、道徳・生活・社会で実施する場合の指導案が設定されていますので、単元内で「地域教材」として、「交通と環境」を扱うことができます。
総合的な学習の時間などにおいて、教科単元とは別に実践される場合は、「スライド」とシナリオを用いてお使いいただくこともできます。スライド資料のうち、画像素材の一部は部分的に用いていただくことが可能です。
新着情報
- 令和7年4月 令和7年度版「出前講座」の情報を掲載しました。
帯広らしい交通環境学習とは?
今日、私たちの暮らしと、自動車を用いた交通は切り離すことのできないものとなっています。なかでも自家用車の普及は私たちの日常において大きな恩恵をもたらしました。その一方で、過度な自動車利用による「問題」が顕在化しています。
自動車は地球温暖化の要因である温室効果ガスを大量に排出してしまうほか、交通事故リスクの増加や、中心市街地の衰退にも少なからず影響を及ぼしています。
一方で、特に地方において公共交通の衰退と利用者の減少が進んでいます。公共交通の衰退は、将来の高齢者層の増加に伴う移動手段の確保という面で、深刻な問題になってくると考えられます。
このように、私たちの快適で便利な生活は、その反面で、環境負荷をはじめとした「なにかしらの負荷」を伴うことが少なくありません。交通や環境といった身近なことの現状や課題を正しく把握し、考えていくことは、社会の様々な問題に共通する「課題」に気づき、自ら考えるきっかけになると言えます。
帯広らしい交通環境学習プログラム
帯広市交通環境学習検討会議では、平成28年度に「帯広らしい交通環境学習プログラム」を作成しました。
このプログラムは学年ごとの指導案と教材について掲載し、市内の各小学校に配布しています。
詳細や内容についてはページ下部のお問い合わせよりお気軽にお問い合わせください。
教科の学習の「地域教材」として
このプログラムのテーマは、身近な「クルマ」と「交通」です。
教材は学習指導要領に沿う内容となっています。生活科・社会科・総合・道徳、各教科の「地域学習教材」としての観点を採り入れて検討しています。
出前講座
環境問題(特に地球温暖化)と運輸の関係について理解を深め、環境にやさしいバスなどの公共交通について身近に感じてもらうとともに、各小学校における「帯広らしい交通環境学習プログラム」の実践の参考としてもらうことを目的として、出前講座「交通環境学習」を開催しています。詳しくはパンフレットをご覧ください。
- 対象:帯広市内の小学校 1~6年生
- 期間:6月~11月(期間外でも内容により実施可能なメニューもあります。お気軽にご相談ください。)
指導案
各学年の指導案は下記リンクから閲覧が可能です。
教材用素材についてご提供が可能ですのでお問い合わせください。
低学年(1・2年生)「ヒロくんバスにのる」
<教科>道徳
初めてバスに乗るヒロくん。
公共の乗り物を安全に使えるように、自分と「みんな」のことを考えます。
1・2学年での実践を想定しています。
低学年(1・2年生)「まちたんけん・みんなでつかうのりもの」
<教科>生活
帯広のまちを走るバスは、いろいろな人が使える乗り物です。
公共施設を安全に正しく活用できるようになる生活科での実践です。
3学年「バスの仕事」
<教科>社会
駅のまわりにはなぜ「のりば」があるのでしょう?
地図の見方やバスと自動車の違いから、「みんなで使う乗り物」の役割を考えます。
「バスの仕事」の写真素材も掲載。
4学年「乗り物とエネルギーのお話」
<教科>社会
昔にくらべると便利になった「くらし」。
荷物をたくさん運べて、早く目的地に着くことができるクルマには、「燃料」が必要です。
帯広ならではの「再生エネルギー」を通じて、暮らしとクルマのつながりを考えます。
5学年「交通と環境のお話」
<教科>社会
「地球温暖化」と「クルマ」には深い関係があります。
「温暖化のしくみとクルマ」の観点から、よりよいくらしとクルマの使い方を考えます。
6学年「まちとバスの役割」
<教科>社会/総合
もし、町からバスがなくなったら?
クルマがあるから、困らない?
バスの役割、環境面でのメリットを通じて、まちと「公共交通」のはたらきを考えます。
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このページに関するご意見・お問い合わせ
都市環境部都市建築室都市政策課交通政策係
〒080-8670 帯広市西5条南7丁目1番地
電話:0155-65-4176 ファクス:0155-23-0159
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