平成24年8月 市長記者会見

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ページ番号1001201  更新日 2020年12月14日

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とき
8月7日(火曜)11時00分〜11時30分
ところ
市庁舎4階 会議室
出席者
米沢市長
生涯学習部 大久保 部長 西尾スポーツ振興主幹
政策推進部 原 部長 草森 企画調整監

2012フードバレーとかちマラソン大会のゲストランナーについて

今年の11月4日に開催されますフードバレーとかちマラソンのゲストランナーが決まりましたので、それについてお知らせします。お手元に配布の資料をご覧ください。

一人目は、市橋有里さん。2000年のシドニーオリンピックで金メダルを獲得した高橋尚子選手やリディア・シモン選手と中間くらいまではデッドヒートを演じた方です。現在は、ランニングアドバイザーとして、マラソンの解説などで活躍されています。今回は所属プロダクションの推薦で快く引き受けていただきました。ハーフマラソンコースを一般参加の方と一緒に走っていただく予定ですので、市民ランナーにとっては、良い目標になっていただけると考えています。

二人目は、田中雅美さん。彼女はオホーツク管内の遠軽町出身で、特にシドニーオリンピックでは400メートルメドレーリレーメンバーとして参加され、銅メダルを獲得されています。現在は、スポーツコメンテーターとして活躍されていますが、今回のロンドンオリンピックでも皆さん、テレビで見ているのではないかと思います。

今回は、3月に日本オリンピック委員会と締結しました「JOCパートナーシップ協定」の中に「帯広市が行うスポーツ振興事業へのオリンピック選手の招聘」という項目があり、それに該当するものとして調整いただき、快諾していただきました。

三人目は、曽田雄志さん。元コンサドーレ札幌のフォワードで、「ミスターコンサドーレ」として、サポーターに親しまれました。Jリーグ通算出場試合数は、232試合にのぼり、20得点という記録を残されています。現在は、コンサドーレ札幌のアドバイザリースタッフとして、チームに貢献されているほか、道内の各地域のスポーツ活動に積極的に参加され、講演活動やサッカー教室を行っています。今回は、十勝管内の総合型地域スポーツクラブ事業で教室を開催していただいたときにご依頼し、快諾をいただきました。ゲストの皆さんには、参加者と一緒に走っていただくほか、ゴール地点で参加者の出迎え、表彰式のプレゼンター、抽選会の抽選、更に交流イベントで選手やボランティアスタッフと交流していただく予定です。

オリンピックに出場した女性ランナーや、北海道で人気のある方に、参加いただくことが決まり、大会本番に向けて、雰囲気も盛り上がってくると思います。
現在のエントリー状況は資料のとおりですが、エントリーの締め切りまで、まだ、期間がありますので、多くの参加をお願いしたいと思います。

また、今後の大まかなスケジュールも、資料に記載していますが、今後におきましては、ご協賛や運営ボランティアのお願いもします。
地域の皆さんのご協力で、盛り上げていただきたいと思っておりますので、報道機関の皆さんにもご協力をお願いします。

報道機関との質疑応答要旨

フードバレーとかちマラソン大会のゲストランナーについて

(報道)
この3人に決まった理由はありますか。

(市長)今、話したようにマラソンの関係者ということで市橋さんでありますし、JOCにご推薦いただきたいと話をして快諾していただいたということです。

その他の案件について

(報道)
とかち帯広空港について、ダブルトラッキング化から1年余りが経って地域の経済や観光への期待も大きいと思いますが、今年は国際チャーター便の便数が若干ですが拡張しつつあるということ、またLCC(格安航空会社)の動きが国内でも活発化しているということで、市長として空港を地域の経済、観光にどう生かしていくのかという戦略や考えをお聞かせください。

(市長)
戦略という立派なものには、まだなっていませんが、少なくとも空港があるということが、観光も含めて非常に重要なものだと思っており、これまでも諸先輩が空港を造り、発展させるのに30年も苦労していただいた集積が、現状だと思っています。その中で、定期チャーター便の話ですが、どうしても昨年の震災もそうですが、観光、特に海外からの観光、例えば、円高の問題ですとか、いろいろなところでけっこう触れることが多いと認識しております。まず、昨年の3月にダブルトラッキングにやっとなったこともあり、その足元をしっかりと固めていくところではないかと思っています。

安定したマーケットとしては、やはり、国内のマーケットがまずありきではないかと思っています。それで今の7便体制になったところをまず、しっかりとさせていきたいと思っています。
ご指摘にありましたが、徐々に搭乗率も上がってきています。
ですが、まだ目標には届いていない部分があります。各航空会社でも目標をお持ちだと思いますが、ただ、これまでの1年間で様子を北海道全体の他の空港との比較で見ると、健闘させていただいたというか、われわれは今、良いポジションに居るのではないかと認識はしていますが、それで事足りているということではありません。

皆さん、新聞にも書いていただきましたが、あくまでもまだ地方空港なのです。国際空港ではないという状況の中で今、できることをきっちりとやっていきたいと思っています。国際空港になるためには、施設の設備投資が必要になってきますが、ちょっと良くなってきたら大きくしていこうというわけにもいきませんので、しっかりとマーケットの需給関係を見て、投資が必要であれば投資をしていかなければならないと思っています。

昨年の今頃のことを考えると、他の空港ビルディングの方ともお話したこともありますが、昨年は苦慮されていた空港がいっぱいあり、国際化して大きな空港を造ったけれどもぜんぜん乗客が来ないといって頭抱えてられましたから、こればっかりは、どう変わっていくか分からない部分があります。ただ、そういう時には経営としてどう思うのだと、また、皆さんに言われるわけです。ここはきっちりとみなさんで議論していこうと思っています。

話が長くなりますが、あえて言えば、記事に書いていただきましたが、空港ターミナルは株式会社なのです。ですから帯広市長として、あそこの経営に戦略があるのかと言われると、これはきっちりと説明しなくてはいけなくて、株式会社は、経営戦略というものは取締役会で議論するわけです。私は何分の一かの役員ですし、株主構成でいっても、20%に満たない株主ですから、みんなで議論しなければなりません。

空港ビルディングとしてはきちんとした戦略を立てなければなりませんし、設備投資を行うのであれば、設備投資に必要な資金というものを調達しなければいけないのですけれども、これは帯広市が調達するわけではありません。ですから、そういう面では株主、金融機関ときっちり、今後の需給見通しですとか、キャッシュフローの見通しですとかそういうものをきちんとやった上で決めていかなければならないと認識しています。逆に今の発言はターミナルビルの社長としての発言になってしまうかもしれないですが、そこは、僕は市長という立場でない議論になってしまいます。

(報道)
今と重なるかもしれませんが、空港の関連で、名古屋、関空などの路線復活の見通しとか、先日、レストランを改築されましたけれど、社長の立場で市長の空港施設の強化策などのアイデアなどを教えてください。

(市長)
関西、中部というのはやはり皆さんから声をいただきます。ただ、飛ばしたくでもわれわれが飛ばすわけではないので、期成会ですとか、皆さんと一緒に各航空会社をお訪ねして話しをしています。
必ず出てくる話が、どちらが先かということなのです。本当に乗ってくれるのですかということです。
東京便にしてもしかりなのですが、東京からこちらに来る飛行機はいっぱい乗っています。ところが、帯広から東京へ向かう方が、搭乗率が低いのです。ですから、帯広の人はもっと乗ってくださいと言われます。東京線ですらこうなので、関西や中部の便を作っても帯広の人は乗るのですかと言われます。

彼らとしては乗ってくれるなら飛ばしますと、今は採算が合わないから飛ばさないと言います。採算が合うというわれわれの見通しというものを持っていかなければならないのです。それを過去、何年間こうだったと言ってみても、今の東京便の便数を考えてみても、そういう議論になってきます。回答にならないかもしれませんが、ニーズはあると思っていますが、そのニーズが彼らの採算に合うだけの数値を満足させるようになるかということについて、彼らを説得できるだけの数値をまだ持ち合わせていないのが私の、現状認識です。ただ、頭を下げにはいっぱい行っています。それとビルのリニューアル。

これも、中に入っているテナントさんたちの出費の部分も出てくるものですから、そういう面では新しい事業機会をそこに見ていただくというのは非常に大切だと思います。今回、「たむらさん」に入っていただいて、その中でわれわれと議論して、もう少しオープンスペースな感じがいいと話している中で、彼らが認識して今の形になったということです。それから、反対側もこれから、一部テナントさんで撤退された方もいましたので、動線についてもみんなで議論しながら、買い物をしやすいようにしていきたいと思っていますが、既におられるテナントさんの意向もありますので、さらに議論を進めていかなければならないと思っています。

ご存知の通り、現在7便しか飛んでいないので、その時しか人がいないということですので、できればその時以外も、空港で時間を過ごしていただけることはできないのかと、そういう声も出てきています。一例を言うと、観光バスがちょっとの間でも止まれないのか、でも何を見るのかという話になるわけです。あそこの何々はおいしいとか、お昼、あそこで食べたらいいとか、あそこのお土産は他よりも充実しているとか、そういうプラスアルファがないと寄っていただけないですし、地域の方たちにとっても、会合に使うのにちょうどいいというような、使い勝手も考えていかないといけません。

もし、私があそこでお店をやるとしたら、空港自体が空いている時間がもったいないです。ですからそんなことも含めて皆さんで、テナントさんも含めて知恵を出し合いましょうと進めている途中です。

(報道)
7月23日から節電の期間に入りましたが、市としての取り組みの成果、もし具体的なものがあれば教えてください。なければ、所感というか感想を、さらに冬季の節電を求められる動きも出ています。それに向けてお考えがあれば教えてください。

(市長)
ここまでの行動計画については、お知らせしてあったと思いますが、7月17日から9月14日までの期間において、目標値を一昨年比で、市庁舎で18.1%以上削減しようと話していましたが、ここまでのところで市有施設全体で約10%の削減になっています。

(広報広聴課長)市庁舎では、21.3%の実績です。市有施設全体では、10%です。

(市長)
各施設を利用していただいている市民の皆さんには、節電に協力いただいていると思います。一昨年より暑い日が続いたのに、きっちりと節電に協力をいただいているというのは、帯広市の皆さんの意識が高いと思っているところです。さらに、冬に向けてですが、本当に夏と違って冬の方が厳しいのではないかと思っています。皆さんが書かれていますけど、部屋の中を寒くして、風邪を引いて病気になったとか、融雪の関係で滑ってけがをしたとか、事故が起きたということにならないようにしていかなければならないと思っています。

冬に向けて10%という数字がありましたけれども、これに向けてはわれわれも協力していきたいと思っています。ただ、高齢の人たちが我慢してしまい、体調を崩されても困ると感じますし、当り前の話ですが、冬場は日没が早く一日中寒いですから、夏よりは簡単ではないと思います。夏場だったら、時間の差を利用することも可能ですけれども、それもなかなか難しい。

電気も消せない、となってくるとどのくらいの対応をしなくてはいけないのかという感じがしています。一律にという難しさをすごく感じます。例えば、設定温度を十勝など寒いところと、道内でいうと函館で同じ温度にするのとではエネルギーの使い方がぜんぜん違うと思うのです。夏場はさんざんそういう話があったのですから、冬場の設定を考えなければなりません。

要は対前年比何パーセントという話で、冬は議論できないのではないかなという感覚です。病気のことなどを考えると、温度というところの一律性はあっても、対2年前比、何パーセントという議論は、冬はやったことないがないので、そこはきっちりと現場に即した議論をしていかなければならないという気持ちは今持っています。

(報道)
節電の話の中で、庁舎で21.3%、市の施設で10%とは、いつまでの数字ですか。

(広報広聴課長)
庁舎は7月17日〜8月2日までの数字です。市有施設全体については、それぞれの施設によって検針日が違いますので、まだ集計されていない施設もありますが、8月6日現在で把握できている数字をまとめたものです。

(報道)それで一昨年比でしょうか。

(広報広聴課長)そうです。

(報道)
水道のバックアップ料金の契約が順調なのかそうじゃないのか、この制度は認識が分かれますけれども、一年間の使った量で、来年度から料金をいただくとなると思うのですが、契約が進んでいないと、払う人と払わない人と出てくるのではないかと思います、そうすると払う人が不公平ではないかと言うかもしれないのですが、その時、条例として公平感が出てくるかとも思うのですが、そのあたりどう対応されるのでしょうか。

(市長)
公営企業の職員がこの場に居ないので、私が答えていいのかという問題があるのですけれども、ただ、強制力のない条例になっているので、ご質問のとおりの課題が出てきていると認識しています。けれども、とにかく誠意を持って説得していくしかないのです。今の段階では、議会の議決をいただいていますので、われわれとしてはご納得いただけるように鋭意説明していくという現状だと思います。

(報道)
内容を変えたりすることはありますか。

(市長)
現状、それは考えていません。

(報道)
大変苦しそうなのが伺えるのですが。

(市長)
ご納得いただいているところもありますので、これでまた、変える変えないという議論が早々に出てきてもいけませんので、とにかく鋭意進めているところです。

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政策推進部広報秘書室広報広聴課広報広聴係
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