帯広初、夏のインターハイ(広報おびひろ令和5年7月号掲載)

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ページ番号1015009  更新日 2023年6月20日

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今年の夏、全国高等学校総合体育大会、いわゆるインターハイが北海道で開催されます。全国の高校生が日本一を目指すスポーツの祭典は、28競技が道内各地で行われ、夏季大会の開催は、北海道で昭和62年大会以来36年ぶり、帯広市では初めてとなります。帯広の森陸上競技場やよつ葉アリーナ十勝を会場に、女子サッカー、剣道、アーチェリーの3競技が予定されており、全国から約1500人もの選手が、ここ帯広に集まります。

私は高校時代、バレーボール部に所属していましたが、インターハイ出場は夢の世界でした。ただ、3年時のインターハイ全道予選が帯広で開催され、その大会への出場がかないました。自分たちにとっては、ここが最高の晴れ舞台と、ユニフォームも新調して大会に挑みました。会場は、当時、完成したばかりの旧帯広市総合体育館。緊張してコートに駆け出す場面に始まり、一つひとつのプレーや仲間との会話、相手選手の表情、そして、天井のライトのまぶしさまで、今でも鮮明に思い出されます。残念ながら、二回戦で優勝校と対戦することとなり、敗れてしまいましたが、私にとっては、仲間とともに素晴らしい時間を過ごせた特別な大会として記憶しています。

インターハイでは、全国の強豪校や選手に注目が集まりますが、大会を陰で支える地元の高校生のことはご存じでしょうか。日ごろの授業や教育活動の中で、競技会場となるピッチの測量やプラカード制作を帯広工業高校が行い、競技会場を彩る草花の栽培は帯広農業高校をはじめとする管内4校が、さらには、帯広開催となる3競技のポスター原画制作も地元の高校生が行っています。このほかにも、会場や周辺の清掃、競技の受付、SNSによる広報活動、プロスポーツと連携したPR活動など、管内の多くの高校生が準備段階から運営に関わり、この大会を盛り上げてくれています。

全国から選手が集まり最高のプレーをする。それを同世代の地元の高校生が支える。笑って、泣いて、そして感動が生まれる。こうした場所と時間を共有することが、大会に関わった一人ひとりにとって一生忘れない大切な記憶となり、彼ら、彼女らの人生をより豊かにしていくようにも思います。

帯広会場での競技は、7月26日の女子サッカーで幕が開きます。全国一を目指してしのぎを削る選手たちと、大会を支える地元高校生の晴れ舞台を、皆さんで応援に行ってみてはいかがでしょうか。

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政策推進部広報秘書室広報広聴課広報広聴係
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