がんの予防方法

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ページ番号1004886  更新日 2024年4月9日

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日本においてがんの原因は、男性は5割以上、女性では3割弱が、「生活習慣」や「感染」と言われています。

日本人を対象としたこれまでの研究の結果、日本人のがんの予防に重要なことは「禁煙」「節酒」「食生活」「身体活動」「適正体重の維持」「感染」の6つです。

禁煙

たばこは吸わない

喫煙は、肺がんをはじめ食道がん、すい臓がん、胃がんなど多くのがんに関連すると言われています。たばこを吸う人は、吸わない人に比べて、がんになるリスクが約1.5倍高まります。

他の人が吸うたばこの煙を避ける

受動喫煙でも、肺がんや乳がんのリスクは高くなります。喫煙者本人のみならず、周囲の人の健康も損ねます。吸っている人は禁煙し、吸わない人はたばこの煙をなるべく避けて生活しましょう。

節酒する

飲む場合は、節度ある飲酒をする

多量の飲酒で、がんのリスクが高くなると言われ、特に食道がんや大腸がんは強い関連があると言われています。

飲酒量の目安(1日当たり純エタノール量換算で23g程度)

毎日飲む場合は、以下のいずれかの量までにとどめましょう。

  • 日本酒…1合
  • ビール大瓶…1本
  • 焼酎・泡盛…原液で1合の3分の2
  • ウイスキー・ブランデー…ダブル
  • ワイン…ボトル3分の1程度

食生活を見直す

減塩する

食塩摂取量の多い男性は、胃がんのリスクが高いことがわかっています。食塩摂取量を1日あたり、男性は8.0g未満、女性は7.0g未満を目標に摂取量を控えましょう。

野菜や果物を摂る

野菜と果物の摂取量が少ないグループでは、がんのリスクが高いことが示されています。1日当たり野菜を350g摂ることを目標に、できるだけ意識的に毎日食べるようにしましょう。

熱い飲み物や食べ物は冷ましてから摂る

飲み物や食べ物を熱いまま摂ると、食道がんと食道炎のリスクが高くなるという報告が多くあります。熱い場合は、少し冷まして口の中や食道の粘膜を傷つけないようにしましょう。

身体を動かす

活発な身体活動によりがんになるリスクは低下する

男女とも、身体活動量が高い人ほど、何らかのがんになるリスクが低下することがわかっています。
特に、高齢者や休日などにスポーツや運動する機会が多い人では、さらにリスクが低下し、がんの部位別では、男性は結腸がん、肝がん、膵がん、女性では胃がんにおいて身体活動量が高い人ほどリスクが低下しました。

推奨される身体活動量の目安

歩行またはそれと同等以上の強度の身体活動を1日60分行いましょう。また、息がはずみ汗を各程度の運動は1週間に60分程度行いましょう。

適正な体重を維持する

太りすぎやせすぎに注意

男性はBMI値21~27、女性は21~25の範囲になるように体重を管理しましょう。

※BMI:肥満度を表す指標。BMI値=(体重kg)÷(身長m)÷(身長m)
例)身長165cm、体重60kgの場合…60(kg)÷1.65(m)÷1.65(m)=22.0

感染

日本人のがんの原因として、女性で一番、男性で二番目に多いのが感染です。

代表的なものとしては、B型肝炎ウイルス及びC型肝炎ウイルスが肝臓がん、ヘリコバクターピロリが胃がん、ヒトパピローマウイルスが子宮頸がんの原因といわれています。

肝炎ウイルスやピロリ菌の検査を受け、感染の有無を確認し、感染している場合は専門医に相談しましょう。

帯広市の肝炎ウイルス検診については、下記をご覧ください。

国立がん研究センターがん情報サービス(一般の方向けサイト)では、「科学的根拠に基づくがん予防」についてわかりやすく説明しています。

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市民福祉部健康保険室健康推進課健康づくり係
〒080-0808 帯広市東8条南13丁目1番地 帯広市保健福祉センター内
電話:0155-25-9721、0155-25-9722 ファクス:0155-25-7445
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