元気で 生きよう きっとね(広報おびひろ平成22年12月号掲載)

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ページ番号1001671  更新日 2020年12月14日

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「三度のごはん きちんと食べて 火の用心 元気で 生きよう きっとね」
この言葉は、4月に亡くなった井上ひさし氏の戯曲「兄おとうと」の劇中で最後に繰り返し歌われる歌詞です。

井上ひさし氏は、皆さんご存知のように、「ひょっこりひょうたん島」や「てんぷくトリオ」のコントの台本など、数多くの戯曲や小説を手がけて活躍した作家です。

冒頭の歌詞は、私が4月の市長選挙に立候補するにあたり出会い、行政の役割が実に分かり易く簡潔に表現されていることに感銘を受けたものです。行政の長となった今も時々思い出し、市長を志した初心を忘れないようにしています。

「三度のごはん きちんと食べて」は、安定した仕事、住む家、そして家族の団欒がある幸せな暮らしが送れるよう経済政策や住宅対策など生活の保障がされているまちづくり。

「火の用心」は、火事はもちろん、地震や洪水など災害の時に備え、隣近所の助け合いを含めた防災対策がしっかりなされていて、皆さんが安心安全な生活を送ることができるまちづくり。

「元気で 生きよう」は、医療や福祉、教育などが充実し、子どもからお年寄りまで元気に暮らせるまちづくり。

「きっとね」は、そんなまちを皆さんと一緒に創っていく約束ができる行政になることへの願い、誓いを込めた言葉です。

数行に現された行政サービスの基本は、どのまちにとってもなかなか実現できない、しかし、実現しなければならない永遠のテーマです。今、帯広でその実現のために行政として何ができるかを考え続け、その為の努力を続けられる市長でありたいと思っています。

現在、市では元気をキーワードに3つの重点を掲げ、平成23年度の予算編成作業を行っています。

  1. 元気な地域経済をつくる
  2. 元気で健やかなひとをつくる
  3. 元気で安心な暮らしをつくる

この重点に基づき各部毎に具体的な方針を設定し、予算編成に臨むよう指示を出しています。市内10箇所で行った地区懇談会で皆さんからいただいたご意見、ご提言を踏まえ、私もヒアリングなどの早い段階から予算編成に関わり、第六期総合計画の推進に努めます。

「三度のごはん…」に込められたみんなの願いである夢かなうまち帯広を創るため、信じたことを粘り強く、しっかり前を向いて実行していく所存です。

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政策推進部広報秘書室広報広聴課広報広聴係
〒080-8670 帯広市西5条南7丁目1番地
電話:0155-65-4109 ファクス:0155-23-0156
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