公立保育所の耐震関係情報
保育所の耐震診断の結果等を公表します。
公立保育所の耐震診断結果について
昭和56年以前の旧耐震基準で建設した公立保育所の耐震診断の結果は、次のとおりです。
対象保育所
対象保育所は、昭和56年5月31日以前に建設されました公立保育所のうち、耐震性を把握していない木造の帯広保育所、青葉保育所、あやめ保育所、ひばり保育所、松葉保育所及び鉄筋コンクリート造(RC造)の依田保育所について、耐震診断を実施いたしました。
診断結果
1.木造
施設名 |
築年月日 |
床面積 |
上部構造評点のうち 最小値 |
耐震性能評価 |
---|---|---|---|---|
帯広保育所 | 昭和47年3月 | 498.15平方メートル |
0.15 |
倒壊する可能性が高い |
青葉保育所 | 昭和46年5月 | 505.44平方メートル |
0.11 |
倒壊する可能性が高い |
あやめ保育所 | 昭和49年3月 | 492.07平方メートル |
0.17 |
倒壊する可能性が高い |
ひばり保育所 | 昭和51年2月 | 499.36平方メートル |
0.29 |
倒壊する可能性が高い |
松葉保育所 | 昭和51年2月 | 499.36平方メートル |
0.29 |
倒壊する可能性が高い |
※あやめ保育所は平成30年4月1日から、ひばり保育所は平成31年4月1日から民間法人へ移管
上部構造評点 | 耐震性能評価 |
---|---|
1.5以上 | 倒壊しない |
1.0以上1.5未満 | 一応倒壊しない |
0.7以上1.0未満 | 倒壊する可能性がある |
0.7未満 | 倒壊する可能性が高い |
※上部構造評点とは、耐震診断により、木造における建物の耐震性能を示す指標で、1.0以上が耐震性を有しているとされている。
※耐震性能評価は、震度6強以上大規模な地震発生を想定したものである。
木造における建物の耐震性能を示す指標である上部構造評点が、一般的に1.0以上が耐震性を確保されているということになりますが、木造保育所5ヵ所の最小値は0.11から0.29までの数値で、いずれも0.7未満となっており、震度6強以上の大規模な地震を想定した耐震性能評価は、「倒壊する可能性が高い」という評価になります。
2.非木造(RC造)
施設名 | 築年月日 | 床面積 | Is値のうち最小値 | 耐震性能評価 |
---|---|---|---|---|
依田保育所 | 昭和54年4月 | 554.37平方メートル |
0.98 |
倒壊又は崩壊する危険性が低い |
※Is値とは、耐震診断により、非木造における建物の耐震性能を示す指標で、0.6以上(学校の場合は0.7以上)が耐震性を有しているとされている。
依田保育所は、Is値の最小値が0.98であったことから、耐震性を有しております。
耐震への対応
保育所の安全性の確保は、極めて重要でありますことから、この木造保育所5ヵ所について、上部構造評点が1.0以上にするための耐震補強工事を、次のとおり実施しました。
公立保育所の耐震化について
次の内容により、平成24年度公立保育所耐震改修工事を実施しました。
1.実施保育所
帯広保育所、青葉保育所、あやめ保育所、ひばり保育所、松葉保育所
2.施工内容
外回りの基礎部分や外壁などの補強工事を行いました。
- 基礎補強、構造用合板、補強金物の新設
- バットレス、外部補強鉄筋ブレースの新設 など
3.工事期間
- 帯広保育所 平成24年6月21日~平成24年11月28日
- 青葉保育所 平成24年6月28日~平成24年11月30日
- あやめ保育所 平成24年7月2日~平成24年11月30日
- ひばり保育所 平成24年6月19日~平成24年11月26日
- 松葉保育所 平成24年6月21日~平成24年11月26日
4.その他
耐震改修工事中は、こどもの安全確保や午睡時間確保などに配慮し実施いたしました。特に大きな事故もなく、無事、工事は完了しております。
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市民福祉部こども福祉室こども課保育所幼稚園係
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