振り込め詐欺にご注意!
少しでも、「おかしい、あやしい」と感じたら、まずは、家族、警察、消費生活アドバイスセンターに相談しましょう。ここでは、振り込め詐欺についてタイプ別に、手口と対策を紹介します。
オレオレ詐欺
息子や孫などを装って電話し、借金の返済やトラブル処理等を理由に振り込ませる手口です。
事例
ある日突然、息子を名乗る者から「携帯電話の番号が変わった」と電話が来ました。更に数日後、「事故を起こしてしまい、今日中にお金が必要だ」と電話がきて、すっかり息子だと信じて指定された口座にお金を振り込んでしまいました。
他にも、「○○警察署の○○です」「保険会社の○○です」などの架空の名前を使い、うその交通事故や痴漢などの示談金、借金、異性との手切れ金等を口実にして、銀行や郵便局から振り込ませる手口があります。
被害にあわないために
- 自分から先に身内の名前を言わず、相手に名乗らせる。
- 電話を切った後、必ずもう一度本人と連絡を取り事実を確認する。 (電話は元の番号へかけること)
- 事実を確認するまでは、振り込まない。
- 「多額」「至急」の振込み依頼は、特に要注意です。
架空請求詐欺
ある日突然、「民事訴訟通告書」等のはがきが届き、指定の連絡先に電話すると、「今なら50万円支払えば訴訟を取り下げる。」などと言って、現金をだまし取る手口です。
また、携帯電話のSMS(携帯電番号を宛先にして送受信するメッセージサービス)を利用したものもあります。
被害にあわないために
- 身に覚えのない請求は一切無視する。
- 連絡をとらない(連絡してしまうと、電話番号やメールアドレスなどが知られ、更に悪質な請求がくるおそれがあります)。
- 本物の裁判所の通知は「特別送達」と書かれた封書であり、官製はがきなどで届くことはありません。
事例1
数年前に利用した信販会社の商品代金が未納であるという「民事訴訟通告書」と書かれたはがきが届きました。
詳細を確認するため、記載してあった連絡先へ電話すると、「3年前の商品代金7千円が未払いである。今ならまだ訴訟を取り下げることができるので、いったん50万円振り込んでもらえれば、弁護士費用2万円と商品代金を差し引き、後日返金する。」と言われ、身に覚えはありませんが、不安になって振り込んでしまいました。
このようなケースの場合、一度振り込んでしまうとターゲットにされ、繰り返しお金を請求されるおそれがあります。
架空請求はがきの例
事例2
「有料動画サイトの利用料金が未納です」と携帯電話のSMSで届きました。該当する携帯サイトを見た覚えはありませんでしたが、念のため連絡すると連絡先などを聞かれ、高額な料金の請求書が送られてきました。
SMSを利用したメールは携帯電話のメールアドレスが分からなくても、不特定多数に送りつけることができます。身に覚えのないメールは、連絡せず無視しましょう。
ワンクリック詐欺(不当請求)
携帯電話やパソコンでウェブサイトを見てクリックすると、突然「登録ありがとうございます」などと表示され、不当な料金を請求される手口です。出会い系サイトやアダルトサイトに多く見られます。
被害にあわないために
- 無料だからといって、興味本位で安易にクリックしない。
- 利用規約がある場合は、よく読んで確認する。
- 連絡を要求されても、無視する。
- 氏名・住所・電話番号などの個人情報を教えない。
- 操作ミスにより契約の申込みをしてしまった場合でも、支払う必要はありません。
事例
アダルトサイトをクリックしたら、自動的にダウンロードが始まり、画面上に請求書が現れました。
他にも、「NO」をクリックしたのに、「ご入会ありがとうございます」、「登録完了しました」、「携帯電話情報を送信します」などと表示されるケースもあり、巧妙な手口が目立ち始めています。
融資保証金詐欺・貸します詐欺
多重債務者や資金繰りに悩む人たちをターゲットに、融資の条件として保証金などの名目でお金を振り込ませ、だまし取る手口です。
被害にあわないために
- 融資の条件として保証金を請求してくる業者は、ヤミ金業者です。
- 正規の貸金業者は、保証金として現金を振り込ませることはありません。
- 「借金の一本化」、「低金利で融資」などとうたっている業者は要注意です。
- ダイレクトメールや電子メールで勧誘していたり、連絡先が携帯番号の場合は要注意です。
- お子さんが使う携帯電話やパソコンには、フィルタリングサービスを利用しましょう。
事例
金融機関を名乗り、「あなたは多重債務者として登録されており、融資できません。ただし、保証協会費を納めてそのデータを抹消すれば、再び融資を受けることができます。」などと告げ、指定口座に振り込むよう指示がありました。
ダイレクトメールなどの宣伝広告は、大変巧妙に作られていますので、注意してください。
還付金詐欺
社会保険庁や市町村等の職員を装い、医療費等の払い過ぎた分を還付すると偽ってATMに誘い出し、言葉巧みに操作させ振り込ませる手口です。
被害にあわないために
- 相手の電話番号をうのみにせず電話帳などで確認し、関係機関に問い合わせる。
- 官公庁が医療費等の還付金をATMで返還することはありません。
- 「携帯電話を持ってATMへ行ってください。」と言われたら、それは「還付金詐欺」です。
- 「手続きのため」と言われても、銀行口座や暗証番号、個人情報は教えないようにしましょう。
事例
社会保険庁や市町村の職員を装い、電話または封書で「医療費の還付金が発生しました」などと、お金が返還されるかのように偽り、「手続きは今日までなので、急いで済ませないと無効になりますよ」と焦らせ、スーパーやショッピングセンターの無人ATMに誘い出します。「私の指示どおりに操作して下さい」と言葉巧みに操作させ、振り込ませます。
新たな手口も出てきており要注意です。
特別定額給付金などの給付をよそおった「振り込め詐欺」や「個人情報の詐取」
特別定額給付金や臨時福祉給付金など、その時々の制度を利用して新たな振り込め詐欺被害の発生が心配されます。
帯広市では、給付のためにATMの操作をお願いしたり、「給付手数料」などの振込みを求めることはありません。
- 新型コロナウイルス感染症に便乗した悪質商法や特殊詐欺にご注意ください!(北海道立消費生活センター作成) (PDF 536.4KB)
- 新型コロナウイルス感染防止で在宅している高齢者が狙われています!(北海道立消費生活センター作成) (PDF 762.2KB)
宅配便や小包を利用した振り込め詐欺
ATMや銀行の窓口での振り込みによるもの以外に、宅配便や郵便を使って送金させる手口が増えています。
特に、郵便サービスの「レターパック」を悪用した手口が多発しています。
「レターパック」とは
日本郵便が取り扱っており、郵便局やコンビニエンスストアで520円もしくは370円の専用封筒を購入すれば、郵便ポストから全国へ配達できるサービスです。
被害にあわないために
- レターパックやメール便で現金を送金することは禁止されています。
- 「レターパックを買って現金を入れ、郵送先へ送ってください」と要求されても、絶対に応じてはいけません。
- あやしい電話や封書が来たら、警察または消費生活アドバイスセンターへ相談する。
事例
融資を持ちかけ、「保証金」や「ブラックリストの解除」を名目に、エクスパックで現金を送金させます。または、「情報サイトの延滞料」等を名目に無差別にメールやはがきを送り、連絡してきた者に対し、エクスパックで現金を送金させ、だまし取ります。
エクスパックやメール便で送金してしまった場合、途中で郵送物を取り戻すことは不可能です。
「振り込め詐欺」についての相談・情報提供・パンフレット
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帯広市消費生活アドバイスセンター (帯広市西4南13 とかちプラザ内 電話0155-22-8393)
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