スマート農業について

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ページ番号1005663  更新日 2020年12月14日

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1 スマート農業とは

ロボット技術やICT等の先端技術を活用し、超省力化や高品質生産等を可能にする新たな農業で、担い手の高齢化や労働力不足、農作業における省力・軽労化、栽培技術力の継承などの有力な手段として注目を集めています。

2 ICTとは

ICTとは情報通信技術のことで、国においては多様な分野におけるICTの効果的な利活用の促進をしています。
農業分野においてはWEBを通じた気象情報や病害虫発生予察、人工衛星や無人ヘリコプター等によりリモートセンシング技術を活用した可変施肥技術やGPSガイダンス、自動操舵装置などで活用されています。

  • ※「GPSガイダンス」・・GPS機能によりトラクターの位置を測位し、走行経路を表示する装置
  • ※「自動操舵装置」・・GPSガイダンスにより示された走行経路に沿ってトラクターを自動でハンドリングする装置(無人走行ではありません)

3 国の取り組み

国においては、革新的な技術体系を確立するための実証事業やロボット革命の実現に向けた導入実証事業などでICT・ロボット技術等の異分野の先端技術を活用した実証を行っています。
また、農業法人と先端技術を有する経済界の企業等が連携して行う、低コスト生産技術体系の確立やICTを活用した効率的生産体系の構築、低コストの農業機械開発、農業経営における新しいビジネスモデルの開発などの先端モデル農業の確立に向けた取り組みの支援なども行っております。

4 帯広市での取り組み

1.気象情報の提供

市内5地点(川西、清川、広野、桜木、幸福)に気象観測機器を設置し、気象観測情報(気温、湿度、地温、日射量、降水量)の提供、作付け開始時期予測や病害虫発生予察も行っています。

2.リモートセンシング技術を活用した可変施肥

民間企業等と協力し、人工衛星や無人ヘリコプターによる小麦収穫支援システム、窒素肥沃度マップの作成、更に施肥量の可変施肥が可能な施肥機等の開発やマップと連動した可変施肥試験を実施した。
(平成24年〜平成25年にとかち低コスト施肥技術体系確立事業推進協議会において実施)

費用削減の試算

平成24年度に6戸の農場圃場(火山性土、沖積土)で窒素肥沃度マップを作成し、前作、緑肥及び施肥施用の有無を考慮して立案し、その結果、施肥計画量は慣行施肥量と同等あるいは、慣行施肥量以下に削減することが可能となった。6戸の平均で約22%の施肥量削減、10a当たり約2,200円のコスト削減が試算された。

3.GPSガイダンス等の導入

帯広市内においては、民間業者と生産者のコンソーシアムによるGPSガイダンスシステムやリモートセンシング、農業生産支援システム導入による実証事業を実施。また、個々の生産者においてもGPSガイダンスシステムや自動操舵装置を導入している。
※GPSガイダンスシステム等の導入には基地局(RTK)の設置をするか、サービスプロバイダと契約する方法があります。市では平成28年度よりGPSガイダンスなどの導入に対して、制度資金による支援を行っている。

このページに関するご意見・お問い合わせ

農政部農政室農政課農産係
〒089-1182 帯広市川西町基線61番地 帯広市農業技術センター内
電話:0155-59-2323 ファクス:0155-59-2448
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