中学生ピロリ菌尿中抗体検査事業

Xでポスト
フェイスブックでシェア
ラインでシェア

ページ番号1010997  更新日 2023年5月31日

印刷大きな文字で印刷

対象者

 帯広市内の中学3年生及び義務教育学校9年生に在籍する生徒のうち、検査について希望し保護者の同意が得られた生徒

検査方法

 検査は尿検査(無料)です。希望者には学校を通じて、検査日をお知らせします。
 検査日の朝に、採尿容器へ採取し、登校時に提出いただきます。 

検査の流れ

 一次検査の結果は、7月中に学校を通じて封書で通知します。結果が学校や他者に知られることはありません。
 結果が陰性の場合、ピロリ菌感染はありません。結果が陽性の場合、希望される方は尿素呼気試験による二次検査、必要があれば除菌治療(いずれも有料)を市内協力医療機関で受けることができます。

ピロリ菌検査の流れ

 ※中学生の二次検査及び除菌治療は、保険診療外のため自由診療となります。(費用の目安:尿素呼気検査は8,000円程度、除菌治療は11,000円程度)

検査実施に対する注意事項、予想される利益及び不利益

 ピロリ菌に感染しても、ほとんどの場合自覚症状がないため感染に気づくことが難しいですが、検査を受けることで、お子さんのピロリ菌の感染の有無を知ることができます。成人のピロリ菌検査と異なり、中学生の間であれば内視鏡検査(胃カメラ)の必要はなく、二次検査(尿素呼気試験)や除菌治療を受けることで、胃がん予防効果が期待できます。
 一方で、一次検査で陽性と判定されても、偽陽性の疑い(ピロリ菌がいないのに陽性反応が出る)が約35%あるといわれているため、二次検査(有料)での判定が必要です。
 また、除菌治療(有料)では抗菌薬を服用するため、軟便や軽い下痢等の副作用が現れる場合があります。
 ピロリ菌を検査・治療する薬剤の医療用医薬品添付文書では、「小児等に対する安全性は確立されていない(使用経験が少ない)」と記載されており、日本では成人と異なり保険診療で検査や治療を行うことができません。しかし、すでに道内や他県でも自治体を挙げて中学生のピロリ菌事業を行っており、実際には小児に対してこの薬剤は使用されており、副作用も成人と変わりないことが知られています。(なお、海外では除菌療法に使用する薬剤と除菌治療はすべて小児保険適用になっています。)

個人情報保護について

 ピロリ菌検査に伴い知り得た個人情報は、当事業以外に利用いたしません。
 なお、陽性の場合は、検査結果に伴う確認を健康推進課からご連絡させていただきます。

このページに関するご意見・お問い合わせ

市民福祉部健康保険室健康推進課健康づくり係
〒080-0808 帯広市東8条南13丁目1番地 帯広市保健福祉センター内
電話:0155-25-9721、0155-25-9722 ファクス:0155-25-7445
ご意見・お問い合わせフォーム