動物園日記 2023年(令和5年)

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ページ番号1014128  更新日 2023年9月19日

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9月

9月16日 アカカンガルーの「ペッパー」が死亡しました

アカカンガルー「ペッパー」

アカカンガルーの「ペッパー」(メス、8歳)が2023年9月16日(土曜日)に死亡しました。

2022年7月から生殖器に異常が見られることがあり、たびたび治療を行っていました。
当日は、朝まではふだんと変わらない様子でしたが、昼頃に容体が急変し、治療する間もなく死亡しました。

解剖の結果、死因は子宮蓄膿症と考えられます。

ペッパーはこれまで5頭の仔を産み、たくさんの仔を残してくれました。

これまで見守ってくださったみなさまに心から感謝申し上げます。
ありがとうございました。

 

9月15日 ホッキョクグマ舎周辺の観覧通路を封鎖します

封鎖されるエリアを図示した園内マップ

ホッキョクグマ舎前の観覧通路

ホッキョクグマ舎裏から

新しいキリン舎の建築工事準備のため、9月19日からホッキョクグマ舎周辺の観覧通路を封鎖します。

これにより、ホッキョクグマ舎のプールの様子などを通路側から観覧できなくなるほか、
キリン外放飼場の北側園路も一部バリケードにて通行できなくなり、
こどもかいかんに入ることができなくなります。

ちびっこファーム、どんぐりのいえ、アライグマ方面へは、こどもかいかん裏側を回っていただくようお願いいたします。
なお、こどもかいかん裏側のトイレは使用可能です。
また、ちびっこファーム側から、アイラの姿を見ることは可能です。

期間:2023年9月19日(火曜日)から11月5日(日曜日)まで

ホッキョクグマ舎前の観覧通路の再開につきましては、改めてホームページで通知いたします。

なお、動物や工事の状況により、工期や展示の時期が大きく変わることがございます。

来園者のみなさまにはご不便をおかけいたしますが、
ご理解、ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

9月15日 エゾモモンガが仲間入りしました

枝の上にいるモモンガ

エゾモモンガ3頭が仲間入りしました。

オホーツク管内で保護されたオス1頭と
道内の野生動物保護施設に持ち込まれたメス2頭です。
どちらも幼獣で保護されたものです。

ともに9月5日からどんぐりのいえで過ごしています。

2022年7月に最後の個体が死亡して展示中止となっていましたが、
これにより3頭での展示再開となります。
9月15日から公開しています。

9月13日 アカカンガルーの「ソルト」が死亡しました

アカカンガルー「ソルト」

アカカンガルーの「ソルト」(メス、4歳)が2023年9月13日(水曜日)に死亡しました。

2021年6月頃から下顎の腫れが見られ、治療を継続していました。
当日は夕方頃立ち上がれなくなっているのを確認し、治療を行いましたが、
16時50分頃死亡を確認しました。

解剖の結果、死因は下顎の骨が化膿したことによる敗血症と考えられます。

また、お腹の袋には顔を出す前のまだ小さい仔もいましたが、ソルトの死亡時にあわせて仔の死亡を確認しています。

 

ソルトはこれまで2頭の子を産み育ててくれました。

これまでソルトを温かく見守っていただき、心から感謝申し上げます。
ありがとうございました。

これにより、アカカンガルーの展示は16頭になります。

8月

8月18日 アメリカワシミミズクの「めんこ」が死亡しました

アメリカワシミミズク「めんこ」

アメリカワシミミズクの「めんこ」(メス、推定26歳以上)が、2023年8月18日(金曜日)に死亡しました。

2022年12月に斜頸を発症し、治療を行っていました。
状態は回復しましたが、後遺症が残り、高齢であったこともあって注意深く経過を見ていたところです。

前日まで餌を食べる様子が確認されていましたが、8月18日の朝に死亡しているのを確認しました。

 

解剖の結果、死因は特定できませんでした。

なお、アメリカワシミミズクの飼育下での寿命は20~30年です。

 

めんこは1997年11月に来園し、これまで6羽の仔を育て上げました。

これまでめんこを温かく見守ってくださった皆様に心から感謝申し上げます。
ありがとうございました。

めんこの死亡により、アメリカワシミミズクの展示は終了となります。

7月

7月13日 フクロウ舎でシロフクロウが繁殖しています

写真:シロフクロウがヒナを抱いている様子
6月21日の写真

飼育展示中のシロフクロウのペアで6月13日に産卵が確認され、抱卵していたところ、6月21日に3羽のヒナの姿が確認されました。

写真:シロフクロウのヒナ
7月12日の写真

その後親鳥からの給餌も確認され、3羽は順調に成育しています。そっと見守っていただきますようお願いします。

ホッキョクグマ舎の観覧中止について

写真:ホッキョクグマがオモチャを抱く様子

キリン舎建設工事準備のため、下記の日程においてホッキョクグマ舎の観覧通路を閉鎖予定です。
皆様のご理解、ご協力をよろしくお願いいたします。

期間:令和5年9月中旬から令和5年11月5日まで

なお、バックヤードにご案内し、定期的に「アイラ」をご覧いただける機会を設ける予定です。
日程に関しましては、当日のスポットガイド表をご覧ください。

6月

6月7日 チンパンジーが移動しました

写真:チンパンジー移送の様子

飼育展示中のチンパンジーのヤワラ(メス:30才)が、6月6日(水曜日)に仙台市八木山動物公園へ出発しました。

本日6月7日(水曜日)に無事到着し、様子を見ながら展示を進めるとのことです。

これまで「ヤワラ」をあたたかく見守っていただき、ありがとうございました。

仙台市八木山動物公園を訪ねた際には、引き続き「ヤワラ」を応援いただければと思います。

これにより、チンパンジーの展示は3頭になります。

6月6日 マンドリルが仲間入りしました

写真:マンドリル「サンフジ」

2023年6月6日(火曜日)にマンドリルの「サンフジ」が、日本モンキーセンターより来園しました。

メスのサラサとは姉と弟の関係にあたります。

無事到着し、落ち着いて過ごしているところですが、

サンフジが当園に慣れるまで、展示は一部の時間のみとさせていただきます。

今後、バックヤードで檻ごしに顔合わせをしながら、サラサとの同居に向けて準備を進めてまいります。

一般公開は、様子を見ながら6月12日頃からを予定しています。

 

これにより、マンドリルは2頭での展示となります。

 

名前:サンフジ(オス)

2013年6月22日生まれ(9歳)

出身:日本モンキーセンター(愛知県犬山市)

 

5月

6月上旬にチンパンジーが移動します

写真:チンパンジー「ヤワラ」

飼育展示中のチンパンジーのヤワラ(メス:30才)が仙台市八木山動物公園に移動します。

国内の動物園では互いに協力して希少種の繁殖を進める取り組みを行っています。

ヤワラは、当園にいる唯一のオスのチンパンジー(コウタ)と兄妹に当たるため繁殖ができませんでしたが、移動先の仙台市八木山動物公園では繁殖を目指すことになります。

新たな環境でのヤワラの幸せを飼育員一同願っています。

 

個体情報

愛称:ヤワラ 性別:メス

履歴:1992年6月21日宮崎市フェニックス自然動物園生まれ

 2002年8月5日おびひろ動物園来園(兄のコウタと一緒に)

移動予定日:2023年6月上旬に出発予定です。なお、移動の準備に伴いヤワラの展示は6月4日(日曜日)までを予定しています。

 

ヤワラの移動に伴い、今後は3頭の飼育展示になります。

3月

3月10日 インドクジャクが仲間入りしました

写真:インドクジャク「ジェード」

2023年3月10日(金曜日)にインドクジャク1羽が旭山動物園より来園しました。

メスのメリーと同居を始めています。

 

これによりインドクジャクは2羽での展示となります。

 

名前:ジェード(オス)

2012年7月29日生まれ(10歳)

出身:旭山動物園

3月2日 オオワシの「ヒロコ」が死亡しました

写真:オオワシ

3月2日(木曜日)にオオワシの「ヒロコ」(メス・推定43歳以上)が死亡しました。

前日まではいつも通り餌を食べており、午前中も特に変わった様子はありませんでしたが、15時頃様子を見に行ったところ、すでに死亡しているところを確認しました。

解剖の結果、死因に直接つながるような異常は見られず、老衰と思われます。

なお、野生個体の寿命は20-30年といわれています。

 

1979年3月に広尾町で保護されてから、43年間元気な姿を見せ続けてくれ、
おびひろ動物園では、現在、コンドルの「ジャック」に次ぐ高齢な個体でした。

5年ほど前から視力が衰えて飛べなくなり、餌を足でつかんで食べることができなくなっていましたが、餌を切り分けて飼育員がサポートしながら与えていました。

これまであたたかく見守っていただき、本当にありがとうございました。

2月

2月28日 かわたびほっかいどう大賞贈呈式が行われました

記念撮影の様子

 当園と、帯広開発建設部帯広河川事務所および河川工事受注業者(西江建設株式会社)の3者による、工事から出るヤナギの伐採木を動物の飼料として活用する取り組みが、この度「かわたびほっかいどう大賞」に選ばれました。

 本日、関係者一同が集まり須賀河川事務所長からの受賞報告とともに、柚原園長と西江靖幸代表取締役社長に副賞が贈呈されました。

「かわたびほっかいどう大賞」

 北海道開発局では、北海道の豊かな自然と河川に関わる活動を通じ、地域の活性化や振興を図り、北海道の魅力を 最大限に引き出すことを目的として「かわたびほっかいどう」の取り組みを推進しています。令和4年に実施した全道各地の取組について、活動報告会を令和5年1月16日(月曜日)に開催し、 約300件の活動計画の中からエントリーされた13件の取組について、外部審査員による審査の結果、大賞1件、優秀賞3件を選定しました。(北海道開発局プレスリリースより)

2月14日 エゾシカが仲間入りしました

写真:エゾシカ「ペペネロ」

2023年2月14日(火曜日)にエゾシカ(オス)が1頭、旭山動物園から仲間入りしました。

愛称はペペネロ、2016年6月12日生まれの6歳です。

翌日から群れに合流し、まだ距離感はありますが、落ち着いて過ごしています。

2月18日(土曜日)から展示を開始する予定です。

 

これによりエゾシカの展示は9頭になります。

 

 

1月

1月31日 イイズナの「雪月」が死亡しました

写真:イイズナの雪月

1月31日(火曜日)にキタイイズナの「雪月(ゆづき)」(性別不明・3歳以上)が死亡しました。

朝まで元気にしていたのですが、14時半頃給餌に行ったところすでに死亡しているところを確認しました。

解剖の結果、明らかな異常はありませんでした。

なお、野生個体の寿命は1-2年程度といわれています。

 

2019年2月に保護されてから、小さいながら非常にすばしっこく動く姿を見せ続けてくれました。

これまで、会いに来てくださったみなさまに心から感謝申し上げます。

日本の動物園で唯一の展示個体でしたが、これによりおびひろ動物園のイイズナの展示は終了となります。

1月19日 アカカンガルーの「ロジャー」が死亡しました

写真:アカカンガルーのロジャー

1月19日(木曜日)にアカカンガルーの「ロジャー」(オス・14歳)が死亡しました。

12月11日に切歯(前歯)を折る外傷が認められ、展示を中止し治療を行いながら室内で保温と安静に努めておりました。食欲はあるものの徐々に体力の低下や衰弱が見られ、1月19日の午前11時半ごろに死亡を確認しました。

解剖の結果、歯根の一部に化膿が見られたほかに明らかな異常はなく、主たる死因は老衰によるものと考えています。

 

ロジャーはおびひろ動物園のカンガルーの中で最年長の個体でした。加齢により数年前から視力がほとんどなくなりましたが、食欲旺盛で群れの中で穏やかに暮らしてきました。

これまであたたかく見守っていただき、ありがとうございました。

1月12日 ビジターセンターと南門券売所の寄附をいただきました

福原朋治様(株式会社 福原 名誉会長)から、動物園の施設充実やイメージアップに

役立ててほしいと、(仮称)ビジターセンター(来園者休憩所 兼 管理事務所)と、

南門券売所の寄附をいただく運びとなり、1月12日に寄附(目録)の贈呈式が行われました。

ビジターセンターは令和5年3月に着工し9月オープン予定、南門券売所は令和5年中の

建設を予定しています。

今回の寄附により、正門近くの休憩施設やインフォメーション機能が充実し、

より快適に動物園をご利用していただけることとなり、今から施設の完成が楽しみです。

贈呈式の様子
福原様(左)から米沢市長へ目録が贈呈されました
ビジターセンターの外観
(仮称)ビジターセンターの完成イメージ

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生涯学習部生涯学習文化室動物園管理係
〒080-0846 帯広市緑ヶ丘2番地
電話:0155-24-2437 ファクス:0155-24-2439
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