動物園日記 2023年(令和5年)

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ページ番号1014128  更新日 2023年5月8日

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5月

6月上旬にチンパンジーが移動します

写真:チンパンジー「ヤワラ」

飼育展示中のチンパンジーのヤワラ(メス:30才)が仙台市八木山動物公園に移動します。

国内の動物園では互いに協力して希少種の繁殖を進める取り組みを行っています。

ヤワラは、当園にいる唯一のオスのチンパンジー(コウタ)と兄妹に当たるため繁殖ができませんでしたが、移動先の仙台市八木山動物公園では繁殖を目指すことになります。

新たな環境でのヤワラの幸せを飼育員一同願っています。

 

個体情報

愛称:ヤワラ 性別:メス

履歴:1992年6月21日宮崎市フェニックス自然動物園生まれ

 2002年8月5日おびひろ動物園来園(兄のコウタと一緒に)

移動予定日:2023年6月上旬に出発予定です。

ヤワラの移動に伴い、今後は3頭の飼育展示になります。

3月

3月10日 インドクジャクが仲間入りしました

写真:インドクジャク「ジェード」

2023年3月10日(金曜日)にインドクジャク1羽が旭山動物園より来園しました。

メスのメリーと同居を始めています。

 

これによりインドクジャクは2羽での展示となります。

 

名前:ジェード(オス)

2012年7月29日生まれ(10歳)

出身:旭山動物園

3月2日 オオワシの「ヒロコ」が死亡しました

写真:オオワシ

3月2日(木曜日)にオオワシの「ヒロコ」(メス・推定43歳以上)が死亡しました。

前日まではいつも通り餌を食べており、午前中も特に変わった様子はありませんでしたが、15時頃様子を見に行ったところ、すでに死亡しているところを確認しました。

解剖の結果、死因に直接つながるような異常は見られず、老衰と思われます。

なお、野生個体の寿命は20-30年といわれています。

 

1979年3月に広尾町で保護されてから、43年間元気な姿を見せ続けてくれ、
おびひろ動物園では、現在、コンドルの「ジャック」に次ぐ高齢な個体でした。

5年ほど前から視力が衰えて飛べなくなり、餌を足でつかんで食べることができなくなっていましたが、餌を切り分けて飼育員がサポートしながら与えていました。

これまであたたかく見守っていただき、本当にありがとうございました。

2月

2月28日 かわたびほっかいどう大賞贈呈式が行われました

記念撮影の様子

 当園と、帯広開発建設部帯広河川事務所および河川工事受注業者(西江建設株式会社)の3者による、工事から出るヤナギの伐採木を動物の飼料として活用する取り組みが、この度「かわたびほっかいどう大賞」に選ばれました。

 本日、関係者一同が集まり須賀河川事務所長からの受賞報告とともに、柚原園長と西江靖幸代表取締役社長に副賞が贈呈されました。

「かわたびほっかいどう大賞」

 北海道開発局では、北海道の豊かな自然と河川に関わる活動を通じ、地域の活性化や振興を図り、北海道の魅力を 最大限に引き出すことを目的として「かわたびほっかいどう」の取り組みを推進しています。令和4年に実施した全道各地の取組について、活動報告会を令和5年1月16日(月曜日)に開催し、 約300件の活動計画の中からエントリーされた13件の取組について、外部審査員による審査の結果、大賞1件、優秀賞3件を選定しました。(北海道開発局プレスリリースより)

2月14日 エゾシカが仲間入りしました

写真:エゾシカ「ペペネロ」

2023年2月14日(火曜日)にエゾシカ(オス)が1頭、旭山動物園から仲間入りしました。

愛称はペペネロ、2016年6月12日生まれの6歳です。

翌日から群れに合流し、まだ距離感はありますが、落ち着いて過ごしています。

2月18日(土曜日)から展示を開始する予定です。

 

これによりエゾシカの展示は9頭になります。

 

 

1月

1月31日 イイズナの「雪月」が死亡しました

写真:イイズナの雪月

1月31日(火曜日)にキタイイズナの「雪月(ゆづき)」(性別不明・3歳以上)が死亡しました。

朝まで元気にしていたのですが、14時半頃給餌に行ったところすでに死亡しているところを確認しました。

解剖の結果、明らかな異常はありませんでした。

なお、野生個体の寿命は1-2年程度といわれています。

 

2019年2月に保護されてから、小さいながら非常にすばしっこく動く姿を見せ続けてくれました。

これまで、会いに来てくださったみなさまに心から感謝申し上げます。

日本の動物園で唯一の展示個体でしたが、これによりおびひろ動物園のイイズナの展示は終了となります。

1月19日 アカカンガルーの「ロジャー」が死亡しました

写真:アカカンガルーのロジャー

1月19日(木曜日)にアカカンガルーの「ロジャー」(オス・14歳)が死亡しました。

12月11日に切歯(前歯)を折る外傷が認められ、展示を中止し治療を行いながら室内で保温と安静に努めておりました。食欲はあるものの徐々に体力の低下や衰弱が見られ、1月19日の午前11時半ごろに死亡を確認しました。

解剖の結果、歯根の一部に化膿が見られたほかに明らかな異常はなく、主たる死因は老衰によるものと考えています。

 

ロジャーはおびひろ動物園のカンガルーの中で最年長の個体でした。加齢により数年前から視力がほとんどなくなりましたが、食欲旺盛で群れの中で穏やかに暮らしてきました。

これまであたたかく見守っていただき、ありがとうございました。

1月12日 ビジターセンターと南門券売所の寄附をいただきました

福原朋治様(株式会社 福原 名誉会長)から、動物園の施設充実やイメージアップに

役立ててほしいと、(仮称)ビジターセンター(来園者休憩所 兼 管理事務所)と、

南門券売所の寄附をいただく運びとなり、1月12日に寄附(目録)の贈呈式が行われました。

ビジターセンターは令和5年3月に着工し9月オープン予定、南門券売所は令和5年中の

建設を予定しています。

今回の寄附により、正門近くの休憩施設やインフォメーション機能が充実し、

より快適に動物園をご利用していただけることとなり、今から施設の完成が楽しみです。

贈呈式の様子
福原様(左)から米沢市長へ目録が贈呈されました
ビジターセンターの外観
(仮称)ビジターセンターの完成イメージ

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生涯学習部生涯学習文化室動物園管理係
〒080-0846 帯広市緑ヶ丘2番地
電話:0155-24-2437 ファクス:0155-24-2439
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