がんの予防方法
日本においてがんの原因は、男性は5割以上、女性では3割弱が、「生活習慣」や「感染」と言われています。
日本人を対象としたこれまでの研究の結果、日本人のがんの予防に重要なことは「禁煙」「節酒」「食生活」「身体活動」「適正体重の維持」「感染」の6つです。
禁煙
たばこは吸わない
喫煙は、肺がんをはじめ食道がん、すい臓がん、胃がんなど多くのがんに関連すると言われています。たばこを吸う人は、吸わない人に比べて、がんになるリスクが約1.5倍高まります。
他の人が吸うたばこの煙を避ける
受動喫煙でも、肺がんや乳がんのリスクは高くなります。喫煙者本人のみならず、周囲の人の健康も損ねます。吸っている人は禁煙し、吸わない人はたばこの煙をなるべく避けて生活しましょう。
節酒する
飲む場合は、節度ある飲酒をする
多量の飲酒で、がんのリスクが高くなると言われ、特に食道がんや大腸がんは強い関連があると言われています。
飲酒量の目安(1日当たり純エタノール量換算で23g程度)
毎日飲む場合は、以下のいずれかの量までにとどめましょう。
- 日本酒…1合
- ビール大瓶…1本
- 焼酎・泡盛…原液で1合の3分の2
- ウイスキー・ブランデー…ダブル
- ワイン…ボトル3分の1程度
食生活を見直す
減塩する
食塩摂取量の多い男性は、胃がんのリスクが高いことがわかっています。食塩摂取量を1日あたり、男性は8.0g未満、女性は7.0g未満を目標に摂取量を控えましょう。
野菜や果物を摂る
野菜と果物の摂取量が少ないグループでは、がんのリスクが高いことが示されています。1日当たり野菜を350g摂ることを目標に、できるだけ意識的に毎日食べるようにしましょう。
熱い飲み物や食べ物は冷ましてから摂る
飲み物や食べ物を熱いまま摂ると、食道がんと食道炎のリスクが高くなるという報告が多くある。熱い場合は、少し冷まして口の中や食道の粘膜を傷つけないようにしましょう。
身体を動かす
活発な身体活動によりがんになるリスクは低下する
飲み物や食べ物を熱いまま摂ると、食道がんと食道炎のリスクが高くなるという報告が多くある。熱い場合は、少し冷まして口の中や食道の粘膜を傷つけないようにしましょう。
推奨される身体活動量の目安
歩行またはそれと同等以上の強度の身体活動を1日60分行いましょう。また、息がはずみ汗を各程度の運動は1週間に60分程度行いましょう。
適正な体重を維持する
太りすぎやせすぎに注意
男性はBMI値21~27、女性は21~25の範囲になるように体重を管理しましょう。
※BMI:肥満度を表す指標。BMI値=(体重kg)÷(身長m)÷(身長m)
例)身長165cm、体重60kgの場合…60(kg)÷1.65(m)÷1.65(m)=22.0
感染
日本人のがんの原因として、女性で一番、男性で二番目に多いのが感染です。
代表的なものとしては、B型肝炎ウイルス及びC型肝炎ウイルスが肝臓がん、ヘリコバクターピロリが胃がん、ヒトパピローマウイルスが子宮頸がんの原因といわれています。
肝炎ウイルスやピロリ菌の検査を受け、感染の有無を確認し、感染している場合は専門医に相談しましょう。
帯広市の肝炎ウイルス検診については、下記をご覧ください。
国立がん研究センターがん情報サービス(一般の方向けサイト)では、「科学的根拠に基づくがん予防」についてわかりやすく説明しています。
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市民福祉部健康保険室健康推進課健康第1係
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