ワクチンの基本的な情報
新型コロナワクチンに関する、効果や副反応、注意事項の情報です。
ワクチン接種の目的
- 新型コロナウイルス感染症の発症を予防する
- 死亡者や重症者の発生をできる限り減らす
- 結果として、新型コロナウイルス感染症のまん延の防止を図る
新型コロナワクチンの基礎知識
新型コロナワクチンは、m-RNAワクチンという新しい仕組みのワクチンです。
このワクチンは、ウイルスを構成するたんぱく質の遺伝子情報をもとに、体内でウイルスへの抗体が作られ、免疫を獲得することができます。
世界で初めての技術で作られたワクチンであることから、各国で実際に人での接種を行い、有効性や安全性について審査が行われています。
現在は、主にファイザー社と武田/モデルナ社、一部アストラゼネカ社のワクチンが使用されています。
- 首相官邸 新型コロナワクチンに関する解説動画(外部リンク)
- 厚生労働省 新型コロナワクチンQ&A「ワクチンの種類」(外部リンク)
- 厚生労働省 新型コロナワクチンQ&A「m-RNAワクチン」(外部リンク)
ワクチンの効果
新型コロナワクチンは、新型コロナウイルス感染症への高い「発症予防」効果があり、また、「感染予防」や「重症化予防」効果も確認されています。
- 発症予防
-
ファイザー社:約95%
武田/モデルナ社:約94%
アストラゼネカ社:約70%
- 感染予防
-
ファイザー社:2回目接種後1か月以内88%・5か月後47%
武田/モデルナ社:2回目接種約1~4か月後約97%・その約4か月後約80%
- 重症化予防
- いずれのワクチンも90%以上
ワクチン接種の前に
予防接種は、接種による感染症予防の効果と副反応のリスクの双方について理解した上で、実施の有無を自ら判断する必要があります。
このため、受ける方の同意なく、接種が行われることはありません。
ワクチンを接種するかどうか判断に迷う場合や不安がある場合は、かかりつけ医や相談窓口で説明を受けたり、相談をしながら、納得して接種が受けられるようにすることが大切です。
ワクチンの副反応
どのような予防接種でも、接種後に一定の割合で副反応が起きる可能性があります。
新型コロナワクチンの副反応として、次のような症状がみられています。
割合 |
ファイザー社 |
武田/モデルナ社 |
---|---|---|
50%以上 |
接種部位の痛み、疲労、頭痛 | 接種部位の痛み、疲労、頭痛、筋肉痛 |
10~50% |
筋肉痛、寒気、関節痛、下痢、発熱、接種部位のはれ | 関節痛、寒気、吐き気、おう吐、リンパ節症、発熱、接種部位のはれや赤み |
1~10% |
吐き気、おう吐 | 接種後7日以降の接種部位のはれや赤み |
ほかにも、まれな頻度でアナフィラキシー(急性アレルギー反応)が発生したことが報告されています。
このような副反応に対応するために、接種前には医師の問診が行われるほか、接種後少なくとも15分程度(重いアレルギー症状を起こしたことがある場合などは30分程度)会場で待機し、体調の変化など経過を観察します。また、アナフィラキシーが起きた場合に備えて医薬品等が準備されています。
帰宅後においても副反応と思われる症状が出た場合は、相談をしていただき、状況を詳しく聞き取ったうえで、対応を行います。
加えて、副反応によって病気になったり障害が残ったりする健康被害に対して、救済制度が設けられており、新型コロナワクチンについても対象となっています。
- 首相官邸 新型コロナワクチン接種後の副反応への対応方法(外部リンク)
- 厚生労働省 新型コロナワクチンQ&A「ワクチンの副反応」(外部リンク)
- 厚生労働省 新型コロナワクチンQ&A「アナフィラキシー」(外部リンク)
- 厚生労働省 新型コロナワクチンQ&A「健康被害の補償」(外部リンク)
接種が不適当とされる方
次の場合は、ワクチン接種が不適当とされています。
- 明らかな発熱(37.5℃以上)がある場合
- 重い急性疾患にかかっている場合
- ワクチンの成分に対し、アナフィラキシーなど重度の過敏症がある場合
- そのほか予防接種ができない状態にある場合
接種にあたり注意を要する方
次の場合、医師と十分に相談を行い、ワクチン接種を判断をする必要があります。
- 抗凝固療法を受けている場合、血小板減少症や凝固障害がある場合
- 過去に免疫不全の診断がされている場合、近親者に先天性免疫不全症の方がいる場合
- 心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患、発育障害等の病気の場合
- 以前、予防接種後2日以内に発熱があった場合や全身性発疹等のアレルギーを疑う症状が出た場合
- 過去にけいれんを起こしたことがある場合
- ワクチンの成分でアレルギーを起こす可能性がある場合
- 厚生労働省ホームページ 予防接種健康被害救済制度(外部リンク)
-
新型コロナワクチン予診票 (PDF 356.7KB)
- 厚生労働省 新型コロナワクチンQ&A「ワクチン接種に注意が必要な人」(外部リンク)
関連情報
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市民福祉部健康保険室健康推進課健康第1係
〒080-0808 帯広市東8条南13丁目1番地 帯広市保健福祉センター内
電話:0155-25-9721 ファクス:0155-25-7445
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