市長コラム「夢かなうまちおびひろ」-平成26年度

「和食」と「地域づくり」〜広報おびひろ平成27年3月号掲載
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 1月下旬、「地方創生と日本文化の発酵」というシンポジウムに、パネリストとして参加しました。
 人口減少時代を迎え、いかに地域を元気にしていくかが全国で検討されていますが、こうした「地方創生」を、文化の視点から考えた会議が、東京藝術大学(藝大)の主催で開かれたものです。特に感銘を受けたのは、日本文化の特徴と和食の伝統とを対比させながら、地域のあり方について提言された、日本画家の宮廻教授の基調講演でした。その一部を紹介します。
―日本文化は、国外の文化を模倣しながら、最終的にはオリジナルを超えてきた。何かを受け入れ、それを超えるという過程は、日本料理の「発酵」に似ている。発酵は、素材の新鮮さを手放し、状態を見極めながら手をかけることで、次元の異なる新しい旨味を手に入れるもの。本質を嗅ぎ分け、時に「さじ加減」することで、新たな旨味にありつくことができる。―
 地域を元気にするためには、大切なことを見極めながら、手間ひまかけて地域の良さを引き出し、新たな魅力づくりにつなげることが大切だ、というメッセージと受け止めたところです。さて、「大切なこと」や「地域の良さ」とは、一体どういうものなのでしょう。また、それを見定めていくには、どうしていくとよいのでしょうか。
 和食の素晴らしさは、宮廻教授のお話のように、長い歴史を経て磨かれてきた調理技術によって裏打ちされています。一方で、素材の良さを繊細に感じ取ることができる、日本人の鋭敏な味覚によって、技術が鍛えられ、支えられてきた面もあるのではないでしょうか。調理する人がどんなに良いと思っても、食べる人が良いと思わなければ、感動は生まれません。逆に、食べる側に味わう力がなければ、作り手の成長は止まります。双方が高め合うことで、世界に誇る料理へと成長してきたのが、和食であると思います。
 まちづくりにも似たような面があります。さまざまな立場の人々が協力し、時に立場を変えながら動き続けることで、地域にとって大切なことを見定め、愛情を持って良さを引き出し、発酵・超越していくこと。これが、「地方創生」を成し遂げるポイントの一つではないかと感じています。
 シンポジウムの冒頭、藝大の宮田学長は、和紙に「省」という一字を大書されました。枝葉を省き、地域にとって大切なことを、改めて皆さんと一緒に目を凝らしていきたいと思っています。

大切なものは目に見えない〜広報おびひろ平成27年2月号掲載
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 先日、「ダイアログ・イン・ザ・ダーク(DID)」という真っ暗闇の中の体験をしてきました。DIDとは、知らない人が数人でグループを組んで、完全に光が遮断された空間に入り、視覚障害者のサポートのもと、協力しながら探検し、物をつかんだり、音を聴いたりといった、さまざまな行動をするイベントです。
 この体験を通じて、日ごろ意識していない大切なことに、改めて気付かされました。例えば、助け合うためにつないだ手の温もり、ふとしたにおいや足の裏から伝わる床の感触。目から情報が入らない時には、こうして他の感覚が研ぎ澄まされてくるものなのかと、再発見と驚きがありました。
 さらに、声を掛け合うということの大切さ。暗闇では、自分が何をしようとしているかを伝え、周りから「分かったよ」と返してもらうことが、まるで命綱のようにも感じられました。普段、家庭や職場でどれだけ意識して、声に出して会話をしているでしょうか。気付くということは、五感をフルに使い、コミュニケーションを重ねることから得られるのではないか。そんなことを感じさせてもらえた貴重な経験でした。
 この経験で思い出したのが、今月のタイトルである「大切なものは目に見えない」というサン・テグジュペリの名作「星の王子さま」の一節で、きつねが王子さまに伝えた言葉です。
 以前、視覚に障害のある人から、「自分たちのことで、他の人に迷惑をかけないように生活をしていかなければと思っています」という話を伺いました。当然、私が気を遣う立場であると思っていたのに、その人は逆の考えを持っていたことに、衝撃を受けた記憶があります。
 人は「見えるもの」に頼るあまり、さまざまなことを見失い、見落としているのかも知れません。それは同時に、忘れていたことに気付き、一つ一つ大切にしていくと、温もりのある、豊かな世の中にしていくことができるという、大きなヒントやきっかけにもなると思います。
 DIDは、わずか一時間の体験でしたが、一緒に参加した人から、先日、丁寧なお便りをいただきました。暗闇でつないだ手ばかりではなく、心まで温かくなる思いです。そういえば、「星の王子さま」のきつねは、「心でないと、よく見えない」とも言っています。なるほど、こういうことなのかも知れません。

赤い羽根〜広報おびひろ平成26年12月号掲載
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 今年も、まちのあちこちで、「赤い羽根」を目にする季節となりました。「赤い羽根」は、昔から世界中で、「勇気」や「正義」の象徴とされてきました。イギリスの伝説的な英雄ロビン・フッドの帽子や、アメリカの先住民族の冠にも、赤い羽根がつけられていたといわれています。
 また、「助け合い」や、「思いやり」、「幸せ」を意味するものでもあり、日本では、毎年10月から年末まで行われている共同募金のシンボルとして親しまれています。共同募金の歴史は古く、1913年にアメリカで始まったのが起源とされています。日本での始まりは、戦後間もない昭和22年。今年で68年目を迎えます。
 今月は、地域歳末たすけあい募金などと一緒に募金活動が行われ、多くの浄財が寄せられます。「困ったときはお互いさま」、「袖振り合うも多生の縁」といった日本人の心が、ここにも現れているように感じます。共同募金の金額は、平成7年をピークに全国で減少傾向にあるそうですが、これは皆さんの支え合いの気持ちが失われてきているのではなく、幅が広がってきたことの現れであると考えます。例えば、ボランティアやNPO活動が盛んになってきたことも、その一因といえるのではないでしょうか。十勝でのNPO法人の数は、道内で石狩、上川に次いで多く登録されています。十勝の皆さんが、それぞれの得意を生かしながら互いに支え合い、意欲的にまちづくりに参加されていることは、心強いものだと思います。
 さて、12月になり、今年も残すところ一カ月程になりました。僧侶も慌しく仏事に回るといわれる「師走」です。
 私が以前住んでいたロンドンでは、大晦日に大勢の人が集まって一斉にカウントダウンを行い、花火が打ち上げられてお祭り騒ぎとなりますが、むしろ、クリスマスを近しい人と一緒に過ごすことを大切にしています。日本では、除夜の鐘や門松、初詣、あるいは「数え」で年齢を表すなど、年が改まるということに特別な思いが抱かれてきました。同時に、誰もが笑顔で年越しを迎えられることが大切にされてきたと思います。
 情けは人のためならず。他人のために何かをすることは、その人自身の幸福感も高めるともいわれます。師走に当たり、改めて、「帯広は、人の心がいつも温かい」といわれるような、すてきなまちにしていきたいという思いを強くしているところです。

「豆の国」十勝〜広報おびひろ平成26年11月号掲載
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 「十勝は『豆の国』。食べ物を代名詞として使える場所なんて、ほかにあるかしら。」
 「大豆100粒運動」でも著名な料理家、辰巳芳子さんからお話をお聞きした時、私の脳裏によみがえったのは、子どもの頃、ストーブの上でコトコトと音を立てて煮えていた煮豆のことでした。
 十勝の豆は、今も昔も、日本で指折りの生産量を誇っています。豆の加工や流通の歴史も古く、かつてはここに豆市場が立ち、「赤いダイヤ」といわれた小豆の相場で財をなす人も現れたそうです。
 生産から加工、流通、そして食卓まで、豆は生活に密着していたわけで、十勝はまさに「豆の国」と呼ばれるにふさわしい土地柄であったといえます。
 それが最近、食卓から豆が遠ざかってきているように感じられるのは、私だけでしょうか。
 豆類の平均摂取量は、若い人ほど少ないという傾向が全国的に見られます。その理由は、さまざま考えられるところですが、「十勝の子どもたちが豆のことを知らないで、全国の子どもたちに分かるはずがないじゃありませんか」という辰巳さんの一言は、心に大きく響きました。
 種類にもよりますが、豆には、お年寄りの方に不足しがちなタンパク質のほか、生活習慣病の予防に役立つともいわれる食物繊維やポリフェノールなどの成分が、豊富に含まれています。健康な体づくりに役立つことを科学的に証明し、食品に表示することができれば、大きなビジネスチャンスにもつながります。
 また、十勝の豆がおいしいといわれる秘密は、この地の気候によって、豆の糖分が増すためだというお話を聞いたことがあります。十勝の風土に育まれた豆を使い、おいしくて栄養バランスに優れ、長生きにもつながるような食品や、子どもたちが将来懐かしく思い出してくれるような、産地だからこその豆料理ができないか。十勝の豆に新しい価値や魅力を加えて、次代へつないでいくことに、夢を膨らませているところです。
 食を取り巻く時代の変化を受けて、しなやかに進化しながらも、どこか変わらない部分を持って受け継がれていくもの。それが「食文化」だと思います。
 百年記念館には、200種類に及ぶカラフルな豆が展示されています。皆さんもぜひ一度訪れて、「豆の国」十勝のこれからについて、想いを巡らせていただければと思います。

森づくりをはじめて40年目の「帯広の森」〜広報おびひろ平成26年10月号掲載
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 「街を抜けると森がある」―これは、昭和45年に作られた「帯広の森と街を創るグリーンプラン」の一節です。
 当時の吉村博市長は、ウィーンの森に着想を得て、緑に恵まれた環境で、二十万市民が未来の夢を描けるよう、市街地をうっそうとした森で包むグリーンベルトを「百年の大計」として進めようと考えたそうです。
 農地として切り拓(ひら)いてきた土地に、わざわざ木を植え直し、また森に戻そうというのですから、当時の市議会では、賛否両論の激論が交わされました。わずか3票差での可決。吉村市長の心境はいかばかりだったのでしょうか。
 帯広の森づくりは、昭和50年6月1日、約500人が参加した第一回市民植樹祭を皮切りに、以後40年にわたり、世代から世代へ、受け継がれてきました。
 これまでに植えられた樹木は約24万本、森づくりに関わった人は16万人余りを数え、面積では東京・新宿御苑の約7倍、パリ・ブローニュの森の半分にも及ぶ市民の森へと成長を遂げました。
 それにしても、帯広が都市として発展を続ける真っただ中で、なぜ切り拓いた土地をまた森に戻すという発想ができたのでしょうか。また、これだけの壮大な事業を、どうして続けてこられたのでしょうか。私は、森を切り拓いたからこそ森の価値に気付き、愚直に植え続けてきた先人の心ばえに、強く心を動かされてなりません。
 さて、百年の大計も半ばに近づき、帯広の森は、これから、どう成長・深化していくのでしょうか。散策やスポーツなどをはじめ、「生命を再生する場」であり続けることはいうまでもありません。
 また、環境学習やバイオマス活用のモデルとしても、存在感を増していくことでしょう。まちが森で囲まれていることを防災に役立てたり、スポーツ施設や市民農園などとつないでいくことも、新たな活用方法として考えていきたいところです。
 吉村市長の発想とは逆に、「森を抜けると街がある」と見れば、帯広の森が、とかち帯広空港から帯広へいらっしゃるお客様を玄関口でお迎えしている姿をイメージすることもできます。
 柔軟かつ未来志向の発想に支えられ、市民が自ら創り上げてきた帯広の森。私たちは、これまでの営みに自信を持ち、新しい魅力や価値を加えていきたいものです。皆さんも改めて、帯広の森について考えてみませんか。

読書習慣(週間)〜広報おびひろ平成26年9月号掲載
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 私は大の読書好きで、家族には「家にいるときは家事など一切せず、いつも机に向かって本を読んでいる」と半ば諦め顔で言われます。私にとって読書は余暇の大きな楽しみのひとつで、ジャンルを問わず、さまざまな分野の本を手に取ります。
 気に入った本に出会ったら、例えば小説の場合、その作家の作品を発表順に全て読み、その後は毎年新作の発表を楽しみに待ちます。また、50歳を越えたあたりから、自分と同年代の作家または同年代に書かれた作品を読むことが多くなりました。作品のプロット(筋立て)はもとより、作家の心象風景、問題意識などに想いをはせながら読むことも楽しみの一つです。
 私たちの日常は、どこに居ようとどんな仕事をしていようと、煎じ詰めれば、半径十メートルほどの範囲の人間関係における喜怒哀楽ですが、読書はその枠を超えた多種多様な人間関係、異なる価値観・文化に触れる機会を提供してくれます。本を読むことで多くの気付きや発見があり、想像力を豊かにしてくれると思います。
 活字離れといわれて久しい昨今ですが、読書をするには読むための努力や環境作りも大切だと思います。私は毎日早朝と就寝前にたとえ数ページ、数行でも読むことを自らに課しています。家庭でも家族で読書をする時間・空間を意識してつくることができるとすてきだと思います。子どもは親の背中を見て育ちます。皆さんはどんな背中を見せておられますか。
 現在の図書館は平成18年にオープンして、昨年の利用者数はこれまでの最高25万人を記録しました。これからも大いに利用してください。もちろん私も利用者の一人です。図書館や各小学校ではボランティアの皆さんが読み聞かせをしてくれています。子どもたちに本を身近にするための良いきっかけになりますし、子どもの頃から読書の習慣ができることは子どもたちにとってこれからの人生への素晴らしい贈り物だと思います。ボランティアの皆さんいつもありがとうございます。
 読書の秋となり、読書週間も間近です。帯広の子どもたちにも、この秋一生忘れられない感動や発見を与えてくれるような本に出会って欲しいと願っています。またその環境づくりの一環として、これからも図書館をさらに充実させ皆さんの身近に感じていただけるよう努力していきたいと思います。
 さて今日はどんな本との出会いが待っているでしょう。

人もまちも健康に〜広報おびひろ平成26年8月号掲載
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 皆さんは、健康のために、何か気を付けていることはありますか。毎日の食事であったり、スポーツや運動に励むなど、いろいろあると思います。
 私は会合などが多く、不規則な生活になりがちですが、一日の始まりに庁舎内を「散歩」するなど健康管理に気を付けています。
 改めて、「健康」の意味を調べてみると、「健」は力強いこと、「康」はもみのように実りが多いことから安楽を意味し、合わせると、心も体も健やかで元気のある状態のことを言います。
 仕事や学業など日々の暮らしを満足に送るための最もよりどころとなるのが健康であり、地域の活力の原動力につながるものです。
 帯広市は昨年、健康都市連合に加盟しました。健康都市連合は、都市に住む人の健康を守り、生活の質を向上させるため、地域の特性に応じた健康都市の実現を目指した日本のみならず西太平洋地域に広がる国際的な組織です。
 健康都市連合の活動の一つとして、8月23日に「全国健康都市めぐりin帯広」が開催されます。
 十勝・帯広は、自然環境に恵まれ、日本の食料基地として豊かな農畜産物を生産していて、食材としても健康につながるものが多いことから、開催地として評価されたと思っています。当日は、全国の健康都市連合の関係者が多数参加されることもあり、十勝の特産品である豆に関する企画も併せて開催し、「食と健康」の結びつきを生かしたまちづくりを全国に発信していこうと考えています。
 また、9月7日には、今年で29回目を迎える健康まつりを保健福祉センターで開催します。このまつりは、市民参加の催しで、皆さんが健康について考え体験し、実践に生かすことができるような楽しいプログラムを用意しています。
 帯広市では、市民の健康寿命を延ばすため、糖尿病やがん、こころの健康対策を重点に検診受診率の向上などに努めているほか、働き盛りの世代の健康づくりとして、会社などが取り組むスマートライフプロジェクトを応援しています。
 皆さんが、心身ともに健康な毎日を過ごし、生き生きとした元気なまちを目指すのはもちろんのこと、ここを訪れる人も新鮮な空気や美味しい水、十勝の安全で新鮮な美味しい食材を使った料理などを思う存分味わい、健康で前向きな気持ちになれる、そんなまちにしていきたいと思っています。
 皆さんも毎日少しでも合間を見つけ、健康づくりに励みましょう。

おもてなしの翼広げて〜広報おびひろ平成26年7月号掲載
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 小中学校の運動会も終わり、これから十勝は、夏本番を迎えます。梅雨がなく、からっとした気候は、本州の方にも喜ばれ、この時期には、多くの観光客が訪れます。
 今年は、7月10日から、8年ぶりに開催される「国際農業機械展」のほか、8月には、4年目を迎えた日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会や、帯広では初開催となる全国健康都市めぐりなど、さまざまな大会や催しがあります。イベントに訪れる方の多くは、観光地に出掛け、おいしい食を味わい、美しい景色に心を癒されるはずです。皆さんも、観光で来られた人に会う機会が増えると思いますので、十勝・帯広に好印象を持ってもらえるように接していただければ幸いです。
 先日、私の友人が、三重県にお伊勢参りに行ったときの話しをしてくれました。旅先で出会った地元の方々が、インターネットにも載っていない面白い話をたくさん教えてくれたそうです。
 この話を聞いたときに、私は遠方から来たお客さまに対して、心に響くような地元の話をどれだけできるだろうかと考えました。
 今となっては、大変恥ずかしいことですが、帯広生まれでありながら、雪解け直後の春先から、青々としている畑を見て、何だろう、どうしてだろうと不思議に思ったことがありました。
 大学から、地元を離れていたため、「秋まき小麦」のことをよく分かっていなかったのです。
 昨年、「おもてなし」という言葉がはやりました。観光などで訪れた人へのおもてなしの第一歩は、地元の人が、地元の素晴らしさをどれだけ理解し、誇りに思い、話せるかではないかと思います。
 観光とは非日常、異日常の場所、空間で驚きや感動を発見することではないでしょうか。皆さんも、地元のことを改めて見つめていただき、「牧草ロール」や「防風林」など、十勝・帯広らしい話で、お客さまを迎えてください。
 また、皆さん自身も、時には遠方に出掛け、異なる文化や風土に触れ、新しい発見、感動に出会い、知識や経験を広げていただければと思います。
 今年は、期間限定とはなりますが、8月には名古屋便が約4年ぶりに復活し、7月には東京便の一部の機材が大型化されますので、是非、利用してください。
 ちなみに、私は、出張の行き帰りに、飛行機からパッチワーク状の畑を見ると、何か言い知れぬほっとした気分になります。

世代を繋ぐまちづくり〜広報おびひろ平成26年6月号掲載
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 帯広市長の米沢です。今月号からコラムを再開いたします。
 4月の選挙で再選をさせていただき、引き続きまちづくりのかじ取りを担わせていただくことになりました。改めて身が引き締まる思いです。
 1期目の経験や成果を生かし、十勝・帯広をより元気にしていくこと、そして、世代を超えて世代を繋ぎ、夢かなうまちおびひろを皆さんと一緒に創っていくことが、私の役割です。
 精一杯頑張ってまいりますので、何とぞよろしくお願いいたします。

 さて、最近、世代間の交流が少なくなってきていることが気になっています。昔は三世代が同居し、近所付き合いも多い中で、生活の知恵を教わり、助け合うことで、おのずと家族や地域の中に、連帯感が育まれていました。
 地域の助け合いの基盤として、町内会があります。町内会活動に携わっているご年配の人からは、「若い人に町内会活動をしませんかと言うと断られる」などの話をよく伺います。一方、若い人からは「町内会に入ると、いいことはあるのかな。年配の人ばかりで、何か面倒くさそうだなぁ」などの声を聞きます。この背景には、世代間の価値観や、身近な地域の安全や環境美化に対する考え方の相違などがあるのではないかと思います。
 こうした違いは、世代間だけでなく、地域間でも見られます。例えば、東京の省庁を訪れたときに、彼らが話す「農業」は、十勝で営む「大規模農業」と経営の規模や手法が全くかけ離れている「小規模農業」であるように感じます。また、「立春」など季節を表す言葉も、北海道では違和感を覚える人も多いのではないでしょうか。
 このような、価値観や見方の違いは、互いに確認し、理解し合い、また、実際に経験することで、その距離はもっと近づくはずです。
 まちづくりでは、人生経験豊かな先輩の世代と若い人たちが、互いの持ち味を発揮し、融合することで化学反応が起きて、新しい活力が生まれてくると思っています。
 世代を超えて、互いの考えや本音を出し合って、違いを認め合い、分かり合い、感謝し合い、その上で住み良いまちを目指していけば、もっともっと素敵なまちになるのではないでしょうか。
 まちづくりは、市民の皆さん一人ひとりが主人公です。今後も、一緒に力を合わせて、帯広の未来を築いていきましょう。


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