自殺予防のための帯広市の取り組み

「誰も自殺に追い込まれることのない、安心して暮らせる社会・おびひろ」を目指します

(平成29年度 厚生労働省「自殺予防週間広報ポスター」より)

 毎年多くの方が自殺で亡くなっています。また自殺は、自殺で亡くなった方だけでなく、家族や周囲の人々にも大きな悲しみをもたらすことを考慮すると社会へ及ぼす影響もはかり知れないものです。
 帯広市では『自殺は身近な社会問題である』という視点から正しい情報を提供し、一人ひとりの理解を深め「お互いに大切な命を見守り、誰も自殺に追い込まれることのない、安心して暮らせる社会・おびひろ」を目指し、自殺対策を市民の皆さまと考えていきたいと思います。
 このページでは
  • 自殺をとりまく現状
  • 自殺予防のポイント
  • 帯広市や国の取り組み
 などを紹介し、自殺予防につなげていきます。
自殺をとりまく現状自殺の地域分析結果(帯広市 平成25年度)自殺にいたる原因
『ゲートキーパー』を開催しませんかこころと体の限界サイン働く人のメンタルヘルスうつ病
アルコール問題との関連
相談窓口自死遺族の方へ自殺予防週間3月は自殺対策強化月間帯広市の自殺対策事業

自殺をとりまく現状

過去8カ年の帯広市の自殺者数  全国の自殺者数は、平成10年から連続して3万人を超えていましたが、平成24年には15年ぶりに3万人を下回り、減少傾向にあります。しかし毎日約60人の方が自殺で亡くなっているという現状は続いています。
 帯広市では、全国的に自殺者が減少している中、全国や全道よりも高い割合が続いています。
 全国的な自殺の実態調査から、自殺はさまざまな要因が複雑に関係し、個人の問題だけでなく社会的問題であるということが明らかになってきています。

 

自殺の地域分析結果(平成25年度)

自殺の地域分  析結果 平成25年度に帯広市では「自殺の地域分析」を行いました。
 全国的に自殺者数が減少傾向にあった平成21年以降、帯広市の自殺者数は増加していました。 このような中、帯広市で自殺で亡くなった方は、どの年代が多かったのか、その方の職業は 、動機は何だったのか、などについての詳細な分析を行うため、平成21年から平成24年までの統計(警察庁の自殺統計)の値を用いて、自殺における地域分析を進めました。
 全国や北海道との値も比較をし、帯広市の自殺者の特徴をまとめ、「自殺のハイリスク者」を検討しました。その結果を受けて、今後どのような対策や支援策が必要となるのか、関係者で協議するとともに、平成26年度における取組をまとめました。

 PDFファイル 自殺の地域分析結果報告書概要版 (258KB)

 

自殺にいたる主な原因

 自殺の原因には、さまざまな状況や社会問題などがいくつも複雑にからみ合っているといわれています。
 そのため、なかなか解決に結びつかず、問題が長期にわたることで心理的にも追い込まれ、自殺にいたる場合が多いと言われています。

自殺の主な原因

経済・生活問題 倒産・借金・失業・生活苦・負債 など
健康問題 身体の病気・心の病気・依存症 など
人間関係 結婚や交際の悩み・近所づきあい・孤立 など
仕事の問題 過労・経営不振・職場の人間関係・職場環境の変化 など
学校問題 いじめ・進路や受験の悩み・教師や友人との人間関係 など
家庭の問題 親子関係、夫婦関係の不和・家族の死・子育ての悩み介護の悩み など

私たち、一人ひとりがゲートキーパー

大切な命を守るために、私たちができることがあります…ゲートキーパーとは?

 ゲートキーパーとは、悩んでいる人に”気づき、声をかけ”、”話を聴き”、”必要な支援につなげ”、”見守る”地域の身近な存在で、特別な資格は必要ありません。

ゲートキーパーの役割

マーク 気づく

家族や仲間の変化に気づいて声をかける

「どうしたの?なんだか辛そうだけど…」、「何か悩んでる?よかったら話して。」、大切な人が悩んでいることに気づいたら、勇気を出して声をかけてみましょう。

こころと体の限界サインうつ病アルコール問題との関連

マーク 話しを聴く

本人の気持ちを尊重し、耳を傾ける

大切なことは話をよく聴くこと。相手の考えを否定せず、悩みや辛い気持ちを受け止めましょう。心配していることを伝えましょう。
「大変でしたね」「よくやってきましたね」というように、ねぎらいの気持ちを言葉にして伝えましょう。

マーク 相談を促す

早めに専門家に相談するよう促す

悩みに応じた専門機関を紹介するなど専門家につなぐことが大切です。

相談窓口

マーク 見守る

温かく寄り添いながら、じっくりと見守る

専門家に紹介したからといって悩みを抱える人がすぐに元気になるわけではありません。
相談窓口につないだ後も、必要があれば相談にのることを伝え、あせらず温かく見守りましょう。

ゲートキーパー講座を開催しませんか

 社会の中で孤立することほどつらいことはありません。身近な場所で、”あなた”の支援を必要としている人がいます。
 帯広市では、地域の見守り支援を広げるためにゲートキーパーの養成を行っています。支援の輪を広げる活動を一緒に行いましょう。

  • 対象:市内の団体。町内会、企業や官公庁、お友達の集まりなど。
  • 時間:原則、9時から21時までで、1講座約90分です。
  • 会場:市内に限ります。会場は申込者がご用意ください。
  • 費用:職員派遣と資料作成の経費は市が負担します。会場費などは申込者の負担となります。
  • 内容:講義やロールプレイ等を行います。

PDFファイルゲートキーパー養成講座開催のご案内(1,653KB)

PDFファイルゲートキーパー養成講座開催のご案内(企業用)(2,173KB)

 

こころとからだの限界サイン

 自殺は心理的に追い込まれたうえでの死であり、自殺に至るまでにこころやからだの不調など、何らかのサインが発せられているといわれています。
 このサインは、実は自分でも気づいていないことも多いようです。まずは自分のことを振り返ってみましょう。また家族や親しい人、同じ職場で働く人のことで気になることはありませんか?

心の体温計  「こころの体温計内部リンク は、携帯電話やパソコンを使って気軽にメンタルヘルスチェックができるシステムです。
 「本人モード」や家族や身近にいる方のこころの健康状態をチェックする「家族モード」など4つの種類があります。
 疲れたこころが発している『SOS』に早めに気づくためにも、一度チェックしてみませんか?

こころとからだの限界サイン

※つらい状況をがまんせず、心の不調に気づいたら早めに受診・相談を!

自分のこと 周りの人のこと
  • 気分が沈む  
  • 不安・イライラ・悲しい気分になる  
  • 自分を責め、自分は価値のない人間だと思う  
  • 注意力・決断力・集中力がなくなる  
  • 眠れない  
  • 食欲がない  
  • 頭痛・めまい・吐き気がする  
  • やる気がでない  
  • 何事にも興味がわかず、楽しくない  
  • 死にたくなる
  • 以前と比べて表情が暗い  
  • 落ち着きがない  
  • 反応が遅い  
  • 体調不良の訴えが増える(からだの痛み・だるさなど)  
  • お酒の量が増える  
  • 仕事や家事の能率が低下、ミスが増える  
  • 今までになかった遅刻・早退・欠勤(欠席)が増える  
  • 周囲との交流を避けるようになる  
  • 趣味やスポーツ、外出をしなくなる

うつ病

正しく知ろう「うつ病」のこと

 こころもからだも疲れはてた状態になると、気持ちが落ち込んでしまうことがあり、こころの病気になることもあります。
 自ら命を絶った人の9割が、直前にこころの病気にかかっていたという報告もあります。その中でも「うつ病」が多いといわれています。

うつ病とは

 強いストレスにさらされ続けることで、脳の中で「がんばるぞ!」という気力を伝える物質が減ってしまいます。そして、脳の働きが悪くなり、憂うつになったり、がんばろうという意欲がわかなくなる病気です。
 決して"本人が弱い"、"気の持ちよう"、"やる気がない"ということではありません。

うつ病を治療するために大切なこと

 早めに気付いて、あせらず、正しく対処することが大切です。おかしいなと思ったら一人で悩まず、専門家(医療機関や相談窓口)に相談してみましょう。

外部リンク 帯広市医師会ホームページ

 

自殺とアルコール問題との関連

 自殺に対する調査によると、特に中高年男性の自殺者において、死の直前に飲酒量が増加したり、飲酒した状態で自殺企図に至っているなど、自殺に際してのアルコールの有害使用が少なからず認められることがわかっています。
 飲酒が不眠や抑うつ気分の解消のために有用だというのは誤解であり、アルコールとうつや自殺にはつながりがあることを理解することが必要です。
 飲酒が不眠や抑うつ気分の解消のために有用だという誤解を解消し、アルコールとうつや自殺との関連について広く知ってもらうことを目的に、自殺予防総合対策センターがリーフレットを作成しています。特に中高年男性を対象にした内容です。

PDFファイルリーフレット「のめば、のまれる」(362KB)

外部リンク 帯広市医師会ホームページ

 

相談窓口

 悩み事や困り事をひとりで抱え込まないでください。問題解決のための、さまざまな相談窓口があります。
 くらしの相談窓口をご覧ください。(相談者は、本人でなくても構いません。)

内部リンク くらしの相談窓口
 困っていること、悩んでいることなどお気軽にご相談ください。

外部リンク 帯広市医師会ホームページ
 市内の医療機関を探すことができます。

 

働く人のこころの健康(メンタルヘルス)

 働く人のメンタルヘルスにかかわる情報サイトです。本人をはじめ家族や同僚、事業主や専門職の人へ役立つ情報がありますので、お役立てください。

外部リンク こころの耳
 働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト。
 こころの健康確保と自殺や過労死などの予防を目的にした事例紹介や労働関係の制度、チェックリストなど、役立つ情報が掲載されています。

外部リンク 安全衛生情報センター
 職場のメンタルヘルス対策に関連する手引きなどを掲載しています。

残された自死遺族の方へ

 大切な人を自死で亡くされた人のための相談窓口で、大切な人を自死で亡くされた方々の悲嘆の苦しみを共に分かち合い、少しでも心の傷が癒されることを願い活動しているグループ「そよ風の会」があります。
 次の窓口で、電話をお受けしていますので、お問い合わせください。

マーク 十勝総合振興局保健環境部保健行政室

 健康推進課 健康支援第二係
 電話:0155-26-9085
 ※電話の際は「自死遺族相談」、「そよ風の会」の相談とお伝えください。

外部リンク 十勝総合振興局ホームページ

 

9月10日から16日は自殺予防週間です

 9月10日の世界自殺予防デーに因んで、毎年9月10日からの一週間を「自殺予防週間」としています。
 自殺や精神疾患についての正しい知識を普及啓発し、これらに対する偏見をな くしていくとともに、命の大切さや自殺の危険を示すサイン、また危険に気づいたときの対応方法等について理解の促進を図ることを目的とするものです。

外部リンク YAHOO!JAPAN特別企画:心のつながりを希望の架け橋に

3月は自殺対策強化月間

 3月は、企業の決算期であることや、仕事の就職や異動、卒業や進学などのライフイベントの変化などがあり、環境的にストレスをうけやすい時期といわれています。
 例年、3月は月別自殺者数が多い時期であり、国では3月を「自殺対策強化月間」として、各相談事業の実施や相談窓口の周知を図っています。

外部リンク いのち支える自殺対策(厚生労働省ホームページ)

自殺対策パネル展示

 自殺予防週間や自殺対策強化月間の際に、自殺対策のパネル展示を行っています。
  帯広市の自殺の実態や、こころのSOSのサイン、そのサインに気づいたときの対応方法などを学ぶことができます。

自殺対策パネル

帯広市の自殺対策事業

 自殺は個人の問題だけではなく、社会的問題です。
 市民1人ひとりが「自殺問題」を正しく理解し、共通の認識をもつとともに、住んでいて良かったと思える、安心して暮らせる地域づくりを目指して、自殺対策に取り組んでいきます。

帯広市自殺予防対策事業

内部リンク 現在参加募集中の事業

内部リンク 過去の帯広市自殺予防対策事業スケジュール

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このページに関するご意見・お問い合わせ

帯広市保健福祉部健康推進課

  • 所在:〒080-0808 帯広市東8条南13丁目1 帯広市保健福祉センター内
  • 電話:0155-25-9721(直通)
  • FAX:0155-25-7445

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